前回は壁の下地としてALCと呼ばれる建材を取り上げて、その名前の由来や製造過程による特徴について紹介をしてきました。 使い勝手がよいので様々な構造の建物で採用されるALCですが、RC造であれば鉄筋コンクリートの壁という選択肢もある関係で、特にS造に向いている壁と言えるでしょう。 今回は引き続きALCについての話を進めることにして、ALCのサイズについての話と納まりの基本パターンについて考えてみるこ […]
建物の壁に求められる様々な性能について、前回までの説明でいくつかの項目を簡単に説明してきましたが… 構造・止水性能・断熱性能・耐火性能など色々な性能が壁には付加される事になり、それによって様々な部屋がその用途によって機能するようになります。 今回で最後になりそうですが、引き続き壁の性能についての話を続ける事にして、遮音性能と間仕切りについて取り上げてみたいと思います。 □建物内もしくは建物外の騒音 […]
前回は建物の壁に求められる性能を紹介して、それぞれの項目について簡単に説明をしてきましたが、今回はその続きです。 □雨が建物の内部に入って来ない為の止水性能 これは建物の外壁に必ず求められる性能で、建物を利用する人が快適に過ごせるかどうかを左右する非常に重要な性能になります。 建物を利用する側の感覚からすると、建物の外で雨が降った場合でもその雨が建物の中に入ってこない、というのは割と当たり前の話で […]
前回のカテゴリでは、建物を構成するパーツとして「床」にフォーカスして色々と説明をしてきましたが、これが予定していたよりも結構長くなってしまいました。 床仕上材とか床の納まりなどで説明しておきたい事が山のようにあって、それを順番に取り上げていってもなかなか終わりが見えない状況に… まあ書きたい事が自分の中に何もないような事を書かなければいけない、みたいな状況に比べれば全然良いんですけど、たくさんあり […]
前回は特殊な床下地によって床コンクリートを下げておくパターンとして、OAフロアの特徴とその納まりについて説明をしてきました。 納まりとしてはかなりシンプルなOAフロアですが、事務室など部屋の用途によっては欠かせない納まりになってくるはずです。 どのような建物を設計しているかによって割合が違っては来ますが、人が集まって事務的な業務をする部屋がない建物というのはそうそうありません。 そう考えていくと、 […]
浴室や厨房など、アスファルト防水が必要になるような部屋では、床に常時水またはお湯が流れている場合が多くなります。 だからこそ下階に水が漏れないように防水処理が必要になる訳で、床に流れている水をきちんと排水する為に排水溝が必要になります。 こうした排水溝の納まりを考慮した上で、床コンクリートをどの程度下げていくかを決める必要がある、という話を前回は紹介しました。 排水溝の必要な深さは部屋の広さ、もっ […]