前回は壁の表面に貼っていく仕上材として、メラミン化粧板とアルポリックの特徴と納まりについて考えてみました。 今回は引き続き壁の表面に貼っていく仕上材として、化粧ケイ酸カルシウム板の特徴と納まりについて考えてみる事にしましょう。 □化粧ケイ酸カルシウム板 ケイ酸カルシウム板も壁下地として時々採用されますが、基本的に素地になることは少なく、塗装仕上げになる場合がほとんどです。 しかし化粧ケイ酸カルシウ […]
前回は石膏ボードに後から貼るだけでOKという仕上材を取り上げてみて、具体的な商品名としてはDボードの特徴と納まりを紹介してみました。 表面が化粧された仕上材を貼っていく、というのは仕上工事としては非常にシンプルな状態なので、施工も比較的簡単になります。 しかも表面が非常に美しく、色や柄の選択肢も豊富になっているので、コストが許せばという条件がありますが、積極的に採用していきたい仕上材です。 Dボー […]
前回は壁仕上材として塗装仕上を紹介しましたが、結局は石膏ボードに下地処理をしてそこに塗装をかけていくというごく一般的な納まりになっていました。 こうしたシンプル過ぎる関係だと、建築関連の納まりを紹介していく、という観点で見るとあまり役に立たない話になっている感じもします。 塗装仕上もビニルクロスも、単純に石膏ボードに対して貼ってしまうとか、下地処理をして塗っていくだけの納まりになってしまいます。 […]
前回は壁仕上材としてビニルクロスの特徴と納まりについて話をしましたが、まあビニルクロスは色々と「普通」ですね。 もちろん褒め言葉としての普通ですよ。 自宅の壁とかを改めて見て頂くと分かりますが、壁の色は見ても気にならないような色、大抵の場合は白系のものになっているのではないでしょうか。 毎日見る壁が赤とか黄色だったりしても疲れるだけです。 目立たないので気にはならないけど、特に見た目が悪い訳ではな […]
壁仕上材として金属パネルを採用する場合の具体的な納まり、そしてそれぞれの金属パネルがどのような特徴を持っているのか、という話を今まで取り上げてきました。 色々な表情を持たせることが出来る金属パネルは、意匠的に力を入れたい場所で活躍することになるはずなので、納まりを含めてそれぞれの特徴を押さえておく事をお勧めします。 さて、金属パネルについての話は長くなってしまったのでこれで終わりにしておき、引き続 […]
前回はステンレスパネルの基本納まりについて紹介をしましたが、最終的な仕上については塗装もあります、程度の話しか出来ていません。 もちろんステンレスパネルの塗装仕上も美しく仕上がるのですが、せっかくステンレスを採用するのであれば、もう少し違う表面仕上を見せたいところです。 という事で、今回はステンレスの表面処理についていくつか代表的なものを挙げて、それらの仕上について簡単に説明をしていくことにします […]
壁の金属パネル納まりとして、スチールパネルにはどんな特徴があるのかという話と、基本的な納まりのパターンについて前回までで紹介をしてきました。 スチールパネルの基本仕上は塗装になりますが、場合によっては溶融亜鉛メッキリン酸処理を仕上として見せる場合もあります。 溶融亜鉛メッキ処理というのは、金属を高温で溶かされた亜鉛層に漬ける事によって、金属の表面に亜鉛の皮膜を作っていくという処理になります。 なの […]
前回はスチールパネルの納まりについていくつか例を挙げて説明をしましたが、その中でスチールカットパネルの納まりがありました。 重量があって施工しにくいという事と、結局は塗装仕上になるのでスチールでカットパネルにするメリットがあまりない、という理由で採用されにくい納まりではありますが… 溶融亜鉛メッキのリン酸処理を仕上として見せたい場合には、スチールカットパネルの納まりを選択することになる可能性が高い […]
前回まででアルミパネル関連の話はひとまず終わりということになりましたが、思ったよりも長くなってしまいました。 このペースだとちょっと先が思いやられる感じもありますが、とにかく今回はスチールパネルの納まりについての話をスタートしていこうと思います。 まずはスチールパネルの納まりを紹介する前に、以前もピックアップしてみたスチールパネルの特徴からおさらいしてみると… ・鉄なので重量がある ・壁としての強 […]