長尺塩ビシートの特徴と納まり
長尺(ちょうじゃく)塩ビシートというのは、ちょっとそのままの表現になりすぎてしまいますが、ロール状に巻いてある塩ビ製の床仕上材になります。 ロール状に巻いてある状態からクルクル伸ばしていくとかなり長くなるので、単純に長尺シートと呼ばれることもあります。 長尺塩ビシートの厚みは2mm~3mm程度と薄く、色や柄のバリエーションも豊富でなおかつ安価という特徴を持っています。 見た目と価格などのバランスを […]
長尺(ちょうじゃく)塩ビシートというのは、ちょっとそのままの表現になりすぎてしまいますが、ロール状に巻いてある塩ビ製の床仕上材になります。 ロール状に巻いてある状態からクルクル伸ばしていくとかなり長くなるので、単純に長尺シートと呼ばれることもあります。 長尺塩ビシートの厚みは2mm~3mm程度と薄く、色や柄のバリエーションも豊富でなおかつ安価という特徴を持っています。 見た目と価格などのバランスを […]
床仕上の納まり方針などがなかなか決まらない場合は結構あって、だけど鉄骨などの製作リミットは確実にある、という場合にどう対応していけば良いのか。 こうした問題には「これ」という確実な解決方法がないというのが現実ですが、それでも出来るだけ正解に近いと思われるやり方で進めるしかありません。 方針がどちらか決まらない、というような状況があったとしても、それを後まわしにしても問題ないような構造体にしておく事 […]
建物はその場所によって床仕上材のグレードを色々と使い分けていき、その床仕上材によって構造体のレベルが変わる場合がある、という話を前回は取り上げました。 こうした根本的な納りについては、間違えてしまうと影響が非常に大きくなってしまうため、出来るだけ早めに決定をしておいた方が後が楽です。 と言うことで、今回は床仕上材と構造体レベルの関係性について、もう少し具体的に考えてみることにします。 例えば床仕上 […]
今までのカテゴリでは、建物の構造体である鉄骨や鉄筋コンクリートがどのような納まりになっているのか、検討のポイントはどのような部分にあるのかなどの説明をしてきました。 検討項目は多岐に渡っていて、しかもかなり細かい話もありましたが、納まりを検討する上ではどれも欠かすことの出来ない項目だと思っています。 そうした考えがあったので、ちょっと長くなってしまったかも知れませんが、あまり省略をしないようにして […]
具体的なSRC梁のスリーブ納りですが、S造の場合やRC造の場合と違ってくるのが、鉄骨にも鉄筋コンクリートにも孔をあける必要があるという点です。 鉄骨と鉄筋コンクリートの両方に孔をあけるということは、つまりその両方に補強を入れておく必要がある、ということがまずはあります。 鉄骨部分に孔をあけてその補強をする納りを考えると、プレートを入れたり既製品の補強リングを入れたりすることになる訳ですが… こうし […]
前回は少し基本的な考え方を整理してみるという事で、建物にはなぜ設備のスリーブが必要になるのか、というあたりを考えてみました。 設備的には階高を高くすればスリーブが必要ない状態になって良いのですが、建物全体をトータルで考えるとそれは理想とは言えないという感じでした。 そうした考え方で設計を進めていくと、天井裏のスペースは設備が納まる必要最小限として、その結果をもとに階高を設定していく、という考え方に […]
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物では、構造体の中心に鉄骨が入っていて、その周囲に鉄筋コンクリートを配置していくことになります。 という表現は鉄骨を主体に考えた場合で、鉄筋コンクリートをメインで考えた際には、鉄筋コンクリート造の芯に鉄骨が入っているとも言えます。 関係性としてはどちらも同じ事を指していて、鉄筋コンクリート造と鉄骨が絡む部分で色々な検討が必要になってくる、という話がありました。 […]
SRC造の構造体から部分的にS造の構造体が出ている場合には、取り合ってくる部分に鉄骨側で型枠の受けを設けておく事も検討していく。 というような話を前回は取り上げて、図面で表現すると下図のような状況にならないようにする為に、鉄骨側で何らかの方策を考える必要があります。 こうした形状でSRC柱の型枠をつくっていった場合、鉄骨梁の上フランジと下フランジとの間にあるスペースには型枠が存在しないことに。 そ […]
建築の様々な部分について納まりを検討していく際には、「これは押さえておかなければならない」というようなポイントがあります。 そのひとつには以下のようなものがあります。 何かが切り替わる部分の納まりをきちんと検討しておけば納まりは上手くいく。 これは構造的な検討であっても、仕上的な検討であってお同じで、一般的な部分よりも仕上などが切り替わる部分にフォーカスしていきましょう、という話です。 一般的な部 […]
SRC柱やSRC梁に対して、RCの壁を通り芯あわせで配置すると、壁の配筋がSRC柱や梁のフランジと干渉してしまう、という話を前回は取り上げました。 SRC梁の主筋であれば干渉しそうなフランジを避けることが出来ますが、壁の場合はフランジの巾と壁厚が同じ程度の場合もあるので、避けるのは難しいものです。 そうした場合には、鉄筋を曲げて納めることが出来るように、梁の下端を増し打ちする事も選択肢のひとつとし […]