鉄筋コンクリート造のデメリット-2
前回は鉄筋コンクリート造の建物にはどのようなデメリットがあるのか、というあたりについて以下のような項目を挙げてみました。 □施工スピードは早くない □複雑な形状にすると綺麗に出来ない 結局メリットで挙げた部分は角度を変えてみるとデメリットにもなる、という話になっていますが、今回は上記を踏まえてその続きを説明していく事にします。 □打継ぎが発生する コンクリートは現場で打設するものですから、もちろん […]
前回は鉄筋コンクリート造の建物にはどのようなデメリットがあるのか、というあたりについて以下のような項目を挙げてみました。 □施工スピードは早くない □複雑な形状にすると綺麗に出来ない 結局メリットで挙げた部分は角度を変えてみるとデメリットにもなる、という話になっていますが、今回は上記を踏まえてその続きを説明していく事にします。 □打継ぎが発生する コンクリートは現場で打設するものですから、もちろん […]
鉄筋コンクリート造(RC造)の建物を設計・施工していく中でのメリットにはどのようなものがあるのか、というあたりの話を前回は取り上げました。 RC造は長きにわたって選択されている工法ですから、やはりそれを選択する事によって得られるメリットは大きいということが分かってくると思います。 しかし何事にも言える話ですが、世の中には完璧なものというのはなかなか存在しないんです。 それが持つ特徴によってメリット […]
前回は鉄筋コンクリート造の建物にはどのようなメリットがあるのか、というあたりについて以下のような項目を挙げてみました。 □現場で型枠を施工するため、ある程度時間的な猶予がある □型枠は木で加工するため、形状の自由度が高い 現場で加工することが出来る材料である事によって、ある程度の時間的な猶予と形状の自由度がある訳ですが… 今回は上記を踏まえてその続きを説明していく事にします。 □外壁として止水ライ […]
鉄筋コンクリート造(RC造)の建物は世の中にたくさん存在していて、今でも鉄筋コンクリート造の建物が新しく建てられています。 人が考え出した技術は少しずつ、しかし確実に進歩していくものですから、今でもこの構造で建物が建てられているという部分に大きな意味があると思います。 建物を建てる為の様々な工法を検討していく中で、鉄筋コンクリート造が現状では最も優れたやり方のひとつとして数えられている訳です。 そ […]
さて、今まで色々鉄筋コンクリート造(RC造)の基本的な納まりについて説明をしてきましたが、そろそろ基本部分の話は終わりに近づいてきました。 まだまだ説明しておくべき事が残っているような気もしますが、そうした細かい部分はこれから少しずつ時間をかけて補っていくことにします。 今回は今まで説明してきた内容を簡単にまとめて、鉄筋コンクリート造の考え方を色々とおさらいしてみようかと思います。 まずは鉄筋コン […]
構造スリットは基本的に柱と壁、梁と壁の縁を切るために設置されるものです。 …とは言っても、壁の周囲にある柱と梁全てから縁を切ってしまうのはちょっとマズいです。 これは当たり前すぎる話ではありますが、壁の周囲全てを縁切りしてしまえばコンクリートの壁はその場所に留まる事が出来なくなってしまいますので。 ではどうするかと言うと、コンクリートの壁は両側にある柱と縁を切り、壁の下側にある梁と縁を切り、壁の上 […]
鉄筋コンクリート造の場合、壁はそれほど構造的に期待されない場合が多く、柱と柱を中途半端に繋いでしまうことが問題になる場合があります。 むしろ柱と梁で構成される構造体に壁がある事で、柱と梁の動きが制約されてしまい構造的に都合が悪くなるという話が前回はありました。 ちょっとRC壁の存在を全力で否定するような、気の毒な状態になっていますが… そういった状態になった際に、構造スリットを入れる事によって柱と […]
ひび割れ誘発目地は、別の仕上材で隠れてしまう場合であっても、仕上材の目地を合わせておく必要がある、という話を前回は取り上げました。 目地部分には仕上材を固定する力がないので、そこに接着などを期待すると外壁が脱落する可能性があり非常に危険な状態になってしまいますから。 という事で、ひび割れ誘発目地の位置は必ずタイルの目地位置とあわせておく必要があります。 一般的なタイルの目地は5mm~10mm程度に […]