前回は特殊な床下地によって床コンクリートを下げておくパターンとして、OAフロアの特徴とその納まりについて説明をしてきました。 納まりとしてはかなりシンプルなOAフロアですが、事務室など部屋の用途によっては欠かせない納まりになってくるはずです。 どのような建物を設計しているかによって割合が違っては来ますが、人が集まって事務的な業務をする部屋がない建物というのはそうそうありません。 そう考えていくと、 […]
床仕上材の納まりによって床コンクリートレベルを下げておくパターンの他に、特殊な床納まりによってもう少し床コンクリートを下げておく検討が必要な場合があります。 そうした種類の特殊な納まりとして、アスファルト防水の納まりと排水溝の納まりによって床コンクリートを下げておく、という納まりパターンを前回は紹介しました。 水に絡む納まり検討が上手くいかないと、実際後の処理が大変になる傾向にあります。 というの […]
浴室や厨房など大量に水を使用する部屋では、下階に水が漏れたりしないように、アスファルト防水を計画しておく必要があります。 アスファルト防水の上に防水層を保護する押さえコンクリートを打設していき、その上に床仕上材を施工していく、という関係が防水の一般的な納まりになります。 床に流れた水をきちんと排水していく為に、床に水勾配を設けて排水溝まで水を流していき、排水溝の中にも排水目皿に向かって水勾配を計画 […]
浴室や厨房など、アスファルト防水が必要になるような部屋では、床に常時水またはお湯が流れている場合が多くなります。 だからこそ下階に水が漏れないように防水処理が必要になる訳で、床に流れている水をきちんと排水する為に排水溝が必要になります。 こうした排水溝の納まりを考慮した上で、床コンクリートをどの程度下げていくかを決める必要がある、という話を前回は紹介しました。 排水溝の必要な深さは部屋の広さ、もっ […]
床の納まりを検討する際に、床仕上材の厚みだけではなく、もっと他に床コンクリートのレベルを下げておく必要がある項目があります。 という話を前回は取り上げて、幾つかの要素で床コンクリートを下げておく必要がある、という項目を紹介していきました。 ・アスファルト防水 ・OAフロア ・床暖房 ・浮き床 上記のような性能を必要とする部屋では、床仕上材がどのようなものになるかを確認する以外に、それぞれの性能を確 […]
床仕上材にはどのような種類があるのか、その特徴はどんな感じなのか、そして納まりはどのようになっていてポイントはどこにあるのか。 かなり長くなってしまいましたが、床仕上材について今までこうした話をしてきましたが、ひとまず前回までで一段落という感じになりました。 部分的にやたらと細かい話になってしまったかな…という箇所もちらほらありますが、設計者としても施工者としてもまずは必要と思われる知識について色 […]
前回は床仕上材として採用されるフローリングの話として、厚みの違いやグレード感の違いについて少しだけ考えてみました。 厚みがある商品の方が高額になる傾向にある、というのは割と自然な事なので、それほど違和感を感じないのではないかと思います。 これは当たり前の話ですが、値段が高いものには何らかの理由があって、その理由が適切なものであれば他との違いが際立つことになる、という単純な話があります。 違いが際立 […]