建物というのは地面の上に建てるものですが、もちろんそれは建物の荷重を地面で受け止めているから、という理由があります。 しかし「地面」についてもう少し深く考えてみると、単純に「地面」と言ってもそこには様々な種類があって、ただ地面の上に建物を建てるだけでは充分ではないことが分かります。 建物を支える地盤について考えるために、砂上の楼閣(さじょうのろうかく)という言葉を調べてみることにしましょう。 「楼 […]
鉄筋コンクリート造(RC造)について今まで色々説明をしてきましたが、主な要素である鉄筋と型枠についての基本的な部分はそろそろ終わりになります。 鉄筋についても型枠についても、もっと細かく突き詰めていくとまだまだ取り上げておきたい話というのは結構たくさんあります。 しかし当サイトで提供したいのは全般的な建築に関する知識です。 ここから先の深い知識を得ることよりも、他の分野についての広い知識をまずは得 […]
鉄筋コンクリート造(RC造)の建物を施工していく際には、コンクリートの最終的な形状によって型枠をどのような形状に作れば良いかが決まってきます。 型枠とはコンクリートを流し込む為の型を指すものですから、コンクリートの出来型によって型枠の形状が決まる訳です。 構造図の条件を満たすことは当然として、見た目と施工性のバランスを考えつつ、なおかつ鉄筋の納まりも意識しながらコンクリートの具体的な形状を決めてい […]
前回は施工性やコンクリートの充填などの要素を考えて、出来るだけ型枠の形状をシンプルにした方が施工はやりやすい、という事について考えてみました。 今回はそうした型枠加工の手間などの考え方と、もうひとつの要素として鉄筋の納まりについて考えてみたいと思います。 型枠の加工を実際にやっていく事を考えると、コンクリートの小さな段差、つまり型枠の小さな段差を加工するのが結構大変で面倒だということに気が付きます […]
施工の事を考えると型枠の形状は出来るだけシンプルな方が都合が良いけれど、意匠的な要望を満たそうとするとシンプルな形状には出来ない場合もある。 そこには当然コストも絡んでくるので、見た目と施工性とコストをにらみながら調整していく必要がある、というような話を前回は取り上げました。 基本的には設計図に記載されている内容を守っていくことになる訳ですが、施工的な都合でそれが実現出来ない場合も時にはあるんです […]
コンクリートを打設する為には、型枠をどのような形状で組み立てるかという計画をじっくりと練ってから実際の施工を進めていく必要があります。 型枠はあくまでも合板を並べたり切り欠いたりしながら組み立てていくものですから、ある程度型枠の施工がやりやすい計画にしていくことも、実際の施工にあたっては意外に重要だったりします。 施工がやりにくい ↓ 施工に手間がかかる ↓ 作業のペースが遅くなる ↓ […]
鉄筋コンクリート造の建物では、柱や壁を鉄筋コンクリートで造っていく事になり、その為には型枠にコンクリートを流し込んでいく工事が必要になります。 コンクリートを流し込んで硬化するまでの間、型枠が変形しないままでいる為には、コンクリートの重量を意識した型枠の強度が求められます。 このあたりをしっかりと計画しておかないと、型枠がコンクリートの圧力によって膨らんでしまったり、もっと最悪の場合は型枠が崩壊し […]