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Dボードの特徴と納まり

前回は壁仕上材として塗装仕上を紹介しましたが、結局は石膏ボードに下地処理をしてそこに塗装をかけていくというごく一般的な納まりになっていました。
こうしたシンプル過ぎる関係だと、建築関連の納まりを紹介していく、という観点で見るとあまり役に立たない話になっている感じもします。

塗装仕上もビニルクロスも、単純に石膏ボードに対して貼ってしまうとか、下地処理をして塗っていくだけの納まりになってしまいます。
そうした関係はシンプルで良いのですし、実際に施工もしやすくて見た目も悪くないので、建物としては全然問題はないのですが…

建築の納まりおちう観点から考えてみると、当サイトであえて紹介するような納まりではないという感じでもあります。
建築の納まりについて説明します! と言っておきながら、石膏ボードに貼るだけなので厚みは考慮しません…とかいう話に現実としてなっている訳で。

そうなると、建築の納まりについての説明としてはおかしな感じになってしまいますよね。
とは言っても基本的な納まりを押さえておかない訳にもいかないので、ちょっと退屈な話になっているとは思いますが、それぞれの特徴と納まりについて覚えておくしかありません。

今回は壁仕上材の紹介としては最後という感じになると思いますが、石膏ボードの上に接着剤で貼っていく仕上材をいくつか紹介していくことにします。
今回紹介する仕上材の納まりは非常にシンプルなものになってきて、シンプルだけど壁面は非常に美しく仕上がるという、かなり嬉しい仕上材でもあります。

もちろん場所によって使える場所は限定されますし、コスト的な問題もあるのですが、石膏ボードの上から貼るだけなので積極的に使いたいところ。
こうした仕上材の選択肢は結構たくさんあるので、全てを紹介していくのはちょっと難しいところもありますが、主な商品だけでも紹介してみることにします。

今回はそんな仕上材の中から、結構頻繁に採用される事になると思われる「Dボード」を紹介してみたいと思います。

□Dボード

壁や建具などに貼っていく塩ビ系のシートである「ダイノックシート」は、木目をはじめ様々な柄が用意されていて、意匠設計者にとってはかなり重宝する仕上材だと言えます。

ダイノックシートのカラーバリエーション(ほんの一部)
Dボードと呼ばれる商品は、ベースになる板としてケイ酸カルシウム板がまずはあって、その上に工場でダイノックシートを巻いて作った化粧ボードになります。

ダイノックシートの柄は自由に選定出来るので、壁の仕上として様々な見せ方が出来るという、やはり意匠設計者にとって非常に有り難い存在になっています。
石膏ボードにそのままダイノックシートを貼れば良いのでは? と思われるかも知れませんが、結局それではビニルクロスを貼る納まりと大して変わらないんですよね。

それよりも、6mmのケイ酸カルシウム板にダイノックシートを巻いているDボードを貼った方が、目地の深さも出るので見た目が良いんです。
納まりは石膏ボード下地に接着剤で貼っていくだけなので、壁厚だけをしっかりと管理しておけば特に大きな問題はないはずです。

Dボードの納まり例

施工者としても、本物の木を壁に貼っていくより木目のDボードを貼っていく方がコスト的にも有利ですし、ケイカル板の方が材料として安定しているので施工も楽になるというメリットがあります。
木目の選定はいざ考えていくと結構難しいものですが、重厚な雰囲気を出したい会議室などでよく採用される仕上材だと言えます。

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