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壁の納まりまとめ

さて…

壁仕上材として一般的な建物で多く採用されるものについては、ちょっと長くなりすぎた感じもしますが、今までの説明でほぼ一通りの説明を終える事が出来たと思います。
もちろん全ての壁仕上材について網羅することが出来た、という訳でもないので、一通りという言葉は適切ではないかも知れませんが…

それでも一般的な建物で登場する壁仕上材についてはある程度網羅出来ているはずなので、今後追加はあるかも知れませんが、ひとまずこのあたりで終わりにしておくことにします。
商品名が少し違うけれど特徴や納まりは同じです、みたいな説明をずっと続けていくことも出来そうですが、そうした情報は恐らく読んでいる方にはあまり役に立ちませんから。

と言うことで、壁についての説明はこれで終わりにしますが、最後に今までの話を簡単に纏めておき、次の部位である天井の納まりについての話に進みたいと思っています。
まずは壁の考え方としていくつかの分類があったので、ここでもう一度その分類についておさらいをしてみると、以下のような分類がありました。

・外壁

RC化粧打放し壁の建物

・内壁

建物の内壁

二通りしかないので箇条書きしても仕方がない感じもしますね。

基本的に壁の納まりは外壁も内壁もそれほど変わることはありませんが、外壁には「外部の水を建物内に入れない」という非常に重要な役割があります。
これがある場合とない場合とでは、納まりの考え方が大きく変わってくることになるので、まずはこの区分をしっかりとやっておく必要があります。

外壁の場合は仕上が何になるにしても「止水ライン」をしっかりと形成しておくことが重要になってきて、その為には壁下地がどのように納めるかが大きなポイントになります。
鉄筋コンクリート造であれば鉄筋コンクリート壁下地、鉄骨造であればALC下地もしくはECP下地が止水ラインになる場合が多く、そのあたりの納まりはきちんと覚えておくことをお勧めします。

内壁については色々な仕上がある中でも特にLGS+石膏ボードの納まりが多く、石膏ボードの使用による性能の違いを押さえておくことがポイントになってきます。
LGS+石膏ボードの壁に求められる性能の中では、耐火性能についてきちんと法的な条件を満たすことが求められるので、そこはきちんと押さえておきましょう。

内壁で採用出来る仕上材の選択肢はかなりたくさんあるので、LGS+石膏ボード以外の納まりもその中にはあります。
まずは仕上材それぞれの特徴をきちんと掴んでおいて、その上でどのような仕上材を選定するかを決めていく、という流れが良いと思います。

外壁・内壁のどちらの壁であっても、壁下地の上に壁仕上を施工していくという考え方は、基本的にはほぼ変わりません。
ただ、壁下地だと思っていた鉄筋コンクリート壁が、実際はそのまま仕上として見せるなどの場合も結構多いので、単純な区分にならないあたりが難しいところです。

壁仕上材の納まりについては色々なパターンがあるので、こうやって納めるのが正解です、みたいなシンプルな回答というのは正直言ってあまりありません。
確実に言えるのは、壁仕上材の納まりとして必要な寸法を確保出来る位置に壁下地を持ってきておく必要がある、という事だけ。

壁下地を施工するタイミングは結構早めになるので、手遅れにならないうちに壁仕上材の納まりを決定しておき、適切な位置に壁下地を設定しておく。
その為に壁の納まりについて色々なパターンを覚えておき、どのような仕上になったとしてもある程度間違いのない納まり検討をしてく事が重要になってきます。

と、さらっと書いてしまいましたが、これは実際のところかなり難しい事で、しかしだからこそ納まりのパターンを色々覚える価値があるのだと思います。
壁下地と壁仕上材のパターンは色々紹介してきましたので、それらの基本的な納まりをきちんと押さえておき、あとはそのパターンを組め合わせていく、という感じです。

あとは自分が知らない納まりのパターンが出てくるはずなので、その際には素直に知らないと言って、知っている人から教えてもらうことも重要です。
そうすることによって自分の中で知識のバリエーションが増えていくことになりますから、自分の知らないことは積極的に吸収していくことをお勧めします。

知らないとか経験したことがないなどの言葉を発するのは、プロとして若干恥ずかしい気持ちになったりはしますが、それも一瞬の話です。
一度説明された後はもう知っていることになるので、知らないと言うのは本当に一回だけの話で、それくらいで恥ずかしいと思う必要なんて全然ないと私は思っています。

人に聞く事が恐らく一番重要な要素

プロなら逆に知ったかぶりなどしないで、自分の知識を増やしていくことにフォーカスすることで、長い目で見れば大きな差が付いていくことになります。
知らないのに知っているふりをすることは可能ではありますが、プロとしてそのような見栄を張ることにあまり意味はありません。
どうせ知識がないことを隠しても隠し通せる訳ではないので、それよりも今現在の自分の知識を高めることに集中した方が良いと私は思います。

あとは、一度当サイトで書かれている内容を読んで、実際に仕事の中で自分の知識が増えてきたと感じたら、もう一度読み返してみるのも面白いです。
恐らく最初に読んだ時よりも説明が粗っぽく、足りない説明もかなりあることが分かるはず。
それはまさに自分の知識が増えたことを意味しているので、そうした実感を得る為にも、機会があれば読み返してみる事をお勧めします。

と言うことで、壁の納まりについての話はこれでひとまず完了ということにします。、
今後さらに細かい話を追記していくつもりではありますが、まずは次のステップである天井の納まりについての話に進んでいくいことにしましょう。
かなり間延びしてしまったとうか長すぎる話になってしまいましたが、最後までおつきあい頂きありがとうございました。

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