壁と天井との関係まとめ-3
□下り壁と天井との関係 廻り縁納まりは基本的に「入隅」の納まりでしたが、天井に段差が付く部分や吹抜けに面する天井などでは「出隅」の納まりになる場合もあります。 そこで通常の廻り縁を採用すると変な感じになる場合が多いので、その部分は特殊なパターンという事で、特に納まりの検討が必要になってきます。 下り壁用の塩ビ見切も既製品として用意されていますが、なかなか見た目として意匠設計者の好みに合わない場合が […]
□下り壁と天井との関係 廻り縁納まりは基本的に「入隅」の納まりでしたが、天井に段差が付く部分や吹抜けに面する天井などでは「出隅」の納まりになる場合もあります。 そこで通常の廻り縁を採用すると変な感じになる場合が多いので、その部分は特殊なパターンという事で、特に納まりの検討が必要になってきます。 下り壁用の塩ビ見切も既製品として用意されていますが、なかなか見た目として意匠設計者の好みに合わない場合が […]
□天井の納まりによる違い 天井仕上材によって廻り縁の形状は少しずつ違ってきます。 また、天井仕上材を軽量鉄骨天井下地に直接張っていくタイプなのか、石膏ボードを1枚張ってから天井仕上材なのかによって、廻り縁の納まりは少し違ってきます。 結局は廻り縁をどこに固定すれば良いのか、という話になるので、それぞれの納まりパターンを押さえておくことが重要になってきます。 断面図についてはそれぞれについて説明した […]
今まで壁仕上材と天井仕上材との納まりという事をテーマにして色々話をしてきましたが、そろそろ説明する内容がなくなってきました。 壁と天井の関係を綺麗に見せる為には色々な部分に気を遣っていく必要がある、という事で細かい話をどんどん取り上げてみた結果、思ったよりもかなり説明が長くなってしまいました。 今回でひとまず壁と天井の取合いについての話は終わりになります。 巾木関連の説明に比べると内容としては少な […]
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物では、構造体の中心に鉄骨が入っていて、その周囲に鉄筋コンクリートを配置していくことになります。 という表現は鉄骨を主体に考えた場合で、鉄筋コンクリートをメインで考えた際には、鉄筋コンクリート造の芯に鉄骨が入っているとも言えます。 関係性としてはどちらも同じ事を指していて、鉄筋コンクリート造と鉄骨が絡む部分で色々な検討が必要になってくる、という話がありました。 […]
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の納まりを検討していく中で、SRC柱とSRC梁との関係をきちんと整理していくのは非常に複雑で手間がかかるものです。 特にSRC柱・梁の主筋とそれぞれの鉄骨との関係については、お互いが干渉し合わないように細かい検討が必要になってきます。 と言っても鉄骨柱も鉄骨梁もフランジをかわすという選択肢しかない状況ではありますが、フランジを避けてどのように納めるのかを検討してい […]
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の納まりを検討する際には、特に鉄骨のフランジと鉄筋が干渉しないように見ていく必要があります。 SRC梁の主筋を通常のRC梁と同じように均等に配置していくと、どうしても鉄骨柱に取り合ってくる部分で鉄骨柱フランジと干渉してしまいます。 だからと言って鉄骨柱フランジに孔をあけることは構造的に出来ませんので、結果としてSRC梁の主筋が柱内に定着できない状態になり納まりませ […]
前回の説明では、SRC梁に孔をあけることが出来ない場所があるという話と、SRC梁の主筋が直交する鉄骨梁に干渉する場合の考え方についての話を取り上げました。 鉄骨と鉄筋の納まりというのはこうして非常に細かい部分まで進めていく必要がありますが、場合によってはそれが許されない状況もある、という話もありました。 仕事ですからあまり理想的な流れになることはあまり多くはなくて、理想と現実とのバランスをとりなが […]
前回はひび割れ誘発目地が性能を発揮する為に必要な条件と、その場合の具体的な納まりについて説明をしました。 欠損率20%以上を確保するというのは、実際に検討をしてみると目地だけではどうにもならない場所が多いので、施工者であれば結構苦労をするのではないかと思います。 誘発目地が確実に機能するかを確認しながら検討していくのは結構面倒で、さらに仕上の事を意識して位置を決めていく必要もあるのでなかなか大変な […]
ゼネコンという企業に対して「サブコン」と呼ばれる企業があって、サブコンが建物を造っていく施工段階でどのような役割を持っているのか。 というあたりの話を前回は考えてみました。 サブコンというのは専門的な工事を受注する企業の事を指していて、通常は設備関連の工事を受注する企業を指してサブコンと呼びます。 建築関連の工事についてはなぜかサブコンと呼ばない傾向にあるので、もし説明する為の時間が少し空いたらそ […]