決定スケジュールの管理について
様々な部分の仕上材について、どのような製品を採用するのかを決定するのは設計者の業務で、それによって建物がどのように見えてくるかが大きく変わってきます。 だからこそ意匠設計者が色々頭を悩ませることになり、最終的には建物の仕上をトータルで考えている意匠設計者の腕の見せどころ、という感じになってくる訳です。 こうした仕上材の選定作業をしていく中でいつも思うのが、やはり意匠設計者は建物を美しく見せるプロだ […]
様々な部分の仕上材について、どのような製品を採用するのかを決定するのは設計者の業務で、それによって建物がどのように見えてくるかが大きく変わってきます。 だからこそ意匠設計者が色々頭を悩ませることになり、最終的には建物の仕上をトータルで考えている意匠設計者の腕の見せどころ、という感じになってくる訳です。 こうした仕上材の選定作業をしていく中でいつも思うのが、やはり意匠設計者は建物を美しく見せるプロだ […]
仕上材の納まりを検討していく中で、仕上材の勝ち負けを意識する事と、勝たせた仕上材の小口が見えてくる場合を考える事の重要性について色々話をしてきました。 前回の例で取り上げたのはタイルやアルポリックやセラールなどの仕上材でしたが、タイルの出隅についてはもう少し細かく検討しておきたい部分になります。 タイルは小口が綺麗に仕上がっている製品がある一方で、小口が仕上がっていない製品も結構あるので、出隅はタ […]
床・壁・天井のどのような納まりでも、出隅や入隅で仕上材が交差する部分では、どちらを伸ばして納めていくかという「勝ち負け」を決めておく事が重要になります。 というような話を前回は取り上げました。 仕上材の勝ち負けについての考え方は色々な部分で出てくるので、納まりを検討していく中で毎回意識せざるを得ない事になると思います。 今回はそんな勝ち負けについての話をもう少し続けていくことにして、特に出隅で出て […]
前回は建物の外部で金属を採用する場合にどのような選択肢があるのか、という事について考えてみました。 やはり鉄はどうしても錆びやすいので、アルミニウムやステンレスなどを採用する場合が多いのですが、鉄が全く採用されない訳ではありません。 コストなどを考えていくと、やはりここは鉄を使いたい、という事になる場合はかなり多いので、外部といえども鉄を使う場合はかなり多くなってくるはずです。 しかしそのまま外部 […]
建物の納まりを検討する際には、外壁廻りの検討を優先していくことによって、建物の性能を確保することが出来る、という話を前回は紹介しました。 まずは建物の中に雨水を入れないようにすることが一番重要で、建物のデザイン的な検討はその性能が間違いなく確保出来てからの話になります。 この優先順位を間違えてしまうと後で大変な思いをすることになるので、建物にとって何が重要なのかをきちんと押さえておきましょう。 と […]
建物の納まりを検討していく、あるいは建築と設備などで色々な調整していく作業は、建物のあらゆる部分で必要になってくるものです。 そうした検討や調整をしなかった場合でも、最終的には何とか納まってしまう、というのが今までの経験からは言えるのですが… だからと言って検討をしなくても良いです、という話ではもちろんないです。 検討をしていない部分が思惑通り綺麗に納まるという事は基本的にはなくて、出来るだけ事前 […]
建物として最終的に見えてくるのは結局仕上材になるけれど、それを固定する為の下地を適切な位置に設定することが何よりも重要になってくる。 前回はそんな感じの話をしました。 考えてみると当たり前なんですけど、実際に下地の検討をする際にはそこまで緻密に考えない、もしくは考えられない場合もあったりするので、それでは後で困る可能性が高いんです。 下地位置を決める作業というのは結構地道な割には大変な作業で、最終 […]
建物の納まりを検討していく際には、実際に施工をしていく為に必要な条件(例えば施工する為のスペースや人が入れるかなど)を意識しておくことが重要です。 そうした実際の作業に対する配慮をすることによって、納まりはより現実的なものになっていく、という話を前回は取り上げました。 実際に施工をする人が納まり検討図を作図している訳ではない、という矛盾があるため、施工の条件などを考慮して検討を進めるのは難しい場合 […]