小梁は鉄骨造の場合もある
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の検討をするには、様々な要素をあわせた検討が必要です、というような話を前回は取り上げました。 鉄骨柱や鉄骨梁を製作する前には、型枠を固定する為に必要なセパレータを通す為の孔をあける必要があって、結局は最終的な見え方が決まらないと鉄骨も決まらないことになりがち。 そうしたSRC造の難しさを前回は取り上げましたが、今回はSRC造の中で、特に小梁について色々と考えてみる […]
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の検討をするには、様々な要素をあわせた検討が必要です、というような話を前回は取り上げました。 鉄骨柱や鉄骨梁を製作する前には、型枠を固定する為に必要なセパレータを通す為の孔をあける必要があって、結局は最終的な見え方が決まらないと鉄骨も決まらないことになりがち。 そうしたSRC造の難しさを前回は取り上げましたが、今回はSRC造の中で、特に小梁について色々と考えてみる […]
このカテゴリで取り上げる構造は鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)で、鉄骨と鉄筋コンクリートという二種類の構造を組み合わせたものになります。 納まりとしてはそれぞれの構造を単独で扱うよりも難しくなってきますよ、というような話で前回の説明は終わってしまいました。 「これは難しいですよ」と言われて勉強を開始するのと、「これは簡単なので誰でも覚えられます」と言われて勉強を開始するのと、どちらがスムーズに覚 […]
今回も引き続き鉄骨造のデメリットについて考えていく事にします。 ○鉄骨は熱に弱いのでその対応が必要 鉄というのは、非常にざっくりと書いてしまうと、鉄鉱石とコークスを熱で溶かしたものをローラーで平らに(圧延)して造っていくものです。 そうした材料としての特徴があるものですから、鉄は熱にあまり強くないという、構造体としてはあまり好ましくない特徴を持っています。 構造体である鉄骨が熱に強くない状態だと、 […]
鉄骨造は非常に優れた工法ではありますが、現実の業務を考えた時には、それなりにデメリットと言えそうな部分もあります。 前回はそのような内容の話をしましたので、今回からはもう少し具体的な内容を交えて説明をしていこうと考えています。 ・工場で製作をする為の事前準備が大変 ・鉄骨は熱に弱いのでその対応が必要 ・錆びる危険性があるため外部での使用には気を遣う 前回挙げた項目は上記ですが、今回はその最上部にあ […]
前回は鉄骨造(S造)を選定した場合のメリットにはどのようなものがあるのか、という点について色々と考えてみました。 鉄筋コンクリート造(RC造)と比較して鉄骨造(S造)はどうなのか、という話がほとんどという気もしますけど… 建物の構造体として用いられるのは、大きく分けて鉄骨か鉄筋コンクリートのいずれかになるので、比較してしまうのは自然なことだと思います。 建物の構造体を鉄骨造とした場合のメリットは、 […]
今回は引き続き鉄骨造のメリットについて色々と考えていきます。 ○現場での作業を減らすことが出来る 現場とは離れた場所にある工場で鉄骨を製作すると言うことは、つまり建物を色々な場所で造っていくことが出来るという事を意味しています。 建物を工事していく建設現場のスペースには限りがありますから、現場で必ずしもやる必要がない作業については、別の場所でやった方が有利であることは間違いありません。 現場でやる […]
今まで色々と鉄骨造(S造)の納まり関連の話を取り上げてきましたが、基本的な話としては大体取り上げたのではないかと思います。 もちろん取り上げたのは基本的な部分だけですから、まだまだ鉄骨関連で覚えておいた方が良いことは色々あるのは間違いありません。 ただ、覚えておいた方が良い事が色々あったとしても、知識はまず基本的な部分を広く覚えていった方が効率が良いので、そこから深く進むよりも次に進んだ方が良いと […]
鉄骨造の建物では、構造体である鉄骨に色々なピースを取り付けておく必要があり、それを鉄骨の製作が完了するまでに決めておかないといけません。 こうした検討を怠ると、後から鉄骨に対して何らかの固定をしたいと思った際に、なかなか思い通りに出来なくなってしまう、という話になります。 後から現場で鉄骨に対して溶接で何かを固定する為には、やはり事前に何らかのピースを取り付けておく事が重要になってくるんです。 鉄 […]
鉄骨造(S造)の建物では、鉄が熱に弱いという特徴を持っているため、鉄骨の構造体に何らかの耐火処理が必要になってくる、という話を前回は取り上げました。 これは万が一建物に火災が発生した際に、建物利用者が建物の外に安全に避難できるかどうか、という人命に関わるものですから、非常に重要な項目だと言えます。 そうした重要な要素ですから当然、建築基準法で厳密に定められているもので、設計者も施工者もしっかりと意 […]