建物の設計段階で建物の基本的な計画を練っていき、その計画を施工段階では少しずつ具体的な内容にして形にしていく。
そうして建物の施工を進めていき、最終的に建物が竣工を迎えるまでには、様々な種類の図面が膨大な枚数作図されていく事になります。
設計図 → 施工図 → 製作図
基本的には上記のような流れでより図面は具体的になっていく訳ですが…
図面にはどのような種類があって、それぞれの図面が果たす役割がどのようなものなのか、というあたりの話については、前回のカテゴリで簡単に解説しています。
もしそのあたりの内容について興味があるのなら、以下のカテゴリを最初から読み返して頂ければある程度は掴めてくると思います。
まずは設計者によって設計図が作図されて、それをベースにして施工者が施工図を作図していくというのが基本的な流れになります。
そして、設計図と施工図をベースにして、工場で製品を製作する為に各メーカーが作図する製作図によってさらに細かい部分の納まりを検討していく。
建物が設計段階から施工段階を経て竣工を迎えるまでに、様々な種類の図面が果たす役割を簡単に表現するとこのような流れになります。
これらの図面を設計者と施工者がきちんと管理していくことによって、建物の設計や施工がスムーズに進んでいくことになります。
そう言った意味で、図面が持っている役割というのは重要だと言えます。
図面の種類や用途はさておき、このカテゴリでまず伝えたかったのがこれです。
建築関連の仕事を進める上で、図面というツールは非常に重要な存在になってくる、という話がまずはあって、その図面はどのように作図されていくのか、という疑問が次にきます。
図面の役割についての細かい話は前回のカテゴリで取り上げたので、今回は純粋に図面を作図する竹のツールについて色々と考えてみたいと思います。
ただ、図面を作図する為のツールは時代と共に少しずつ変わってくるものですから、ここで書かれている内容が今後も不変ということはあり得ません。
パソコンや携帯電話の形が少しずつ新開していくように、恐らく図面を作図するツールも少しずつ進化していくことになるはずです。
なので、ここで書いている内容は今現在での情報であって、今後時間が経過するにつれて少しずつ変わっていく、という事をまずは知っておいて頂ければと思っています。
もちろん革命的な手法が発見されてやり方ががらっと変わってしまう、みたいな可能性は少ないですけど、少しずつ確実に変わっていくことは間違いありません。
何年経っても技術的に何も変わらないような業界であれば、働いている側も毎日同じ事の繰り返しで楽という側面もあります。
しかしプロとしてそこで真剣に働いている側としては、それではちょっと物足りなく感じてしまうというのが正直なところでしょう。
でもそんな心配は不要です。
図面を描く技術も建物を造っていく技術も日々少しずつ進化しているので、毎日同じ事を繰り返すだけでは取り残されてしまう可能性も。
でもそのほうが面白みはありますよね。
という事で、このカテゴリでは図面の種類ではなく、図面を作図する手段にフォーカスして色々と考えてみようと思っています。
ただ、そうした技術はある程度時間の流れによって改善されていくものなので、ここに書いてある内容が全てではないという事も伝えておきたかった。
このサイトを見つけて読んで頂いている方であれば、恐らく勉強熱心な方だと思うので、そのあたりについては全然心配はいらないとは思いますが…