構造図の雑詳細図とは
前回は構造体の各リストについて簡単に紹介して、床伏図と合わせた二段階の図面表現をしていくという話を取り上げました。 最初はこうした図面の使い方に戸惑うかも知れませんが、慣れてくるとこれ以外の表現方法はないのではないか、と思ってしまうくらい馴染んでくるはずです。 こうした図面の使い方は意匠図でも結構あります。 例えば建具キープランに建具符号を記載して、建具表によって建具の細かい仕様を表現していく、と […]
前回は構造体の各リストについて簡単に紹介して、床伏図と合わせた二段階の図面表現をしていくという話を取り上げました。 最初はこうした図面の使い方に戸惑うかも知れませんが、慣れてくるとこれ以外の表現方法はないのではないか、と思ってしまうくらい馴染んでくるはずです。 こうした図面の使い方は意匠図でも結構あります。 例えば建具キープランに建具符号を記載して、建具表によって建具の細かい仕様を表現していく、と […]
前回までで杭伏図・各階床伏図・軸組図についての説明が終わりました。 これらの図面は建物の構造体を表現する最も基本的な図面という事になる為、不整合がないようにキッチリと図面を作り込んで行く必要があります。 もちろん柱や梁の配置というのは建物のプランと密接に絡んでくる為、意匠図と整合しながら進めていく事も重要な要素になってきます。 これは割と当たり前の話ではありますが、その当たり前は自動的に守られる訳 […]
構造図を構成する図面として前回は床伏図を紹介しました。 床伏図には各階の構造的な基本情報として、柱の配置及び仕様、大梁小梁の配置や仕様、床の仕様やレベルなどが記載されています。 細かい納まりやそれぞれの仕様についてはなかなか表現しきれない部分もありますが、1フロアの構造方針が記載されている事に違いはありません。 なので、意匠図における平面図と同様に、構造図を構成する図面の中で床伏図は最も重要な図面 […]
前回は構造図を構成する図面として、柱状図という図面を紹介しました。 建物を建てる予定の敷地がどのような地盤になっているのか、というあたりを調査した結果を表現する柱状図は非常に重要な図面だと言えるでしょう。 建物の構造体は鉄筋コンクリートあるいは鉄骨で構成されていて、巨大な建物を支える部材になるので当然ですが、非常に重量があるものです。 50cm×50cm×50cmの立方体で計算すると、鉄の場合は約 […]
構造設計者は基本的に、建物が自らにかかる様々な力に対して耐えられるように、という事を基本事項として建物の設計をしていきます。 その為の大前提としてあるのが「建物が地面の上にしっかりと建っている事」です。 これはもう当たり前過ぎる条件なんですけど、この前提が崩れてしまうと建物としてはかなり大変な事になってしまいます。 建物にとっての当たり前を実現するのは決して簡単な事ではないので、構造設計者はまずこ […]
建物の骨組みである構造体をどのように構成していくのか、という部分を表現していく設計図が構造図で、その検討をするのが構造設計者になります。 建物が自重やら外部からの力に耐える事が出来て、そう簡単に倒壊したりしない、というのは建物を利用する私たちにとって割と当たり前の事ではないかと思います。 しかし建物にとって当たり前の性能を確保する為には、構造設計者による様々な検討が必要になってくるものです。 そう […]
前回までの説明では、意匠図を構成する図面の種類と、その図面がどのような役割を果たしていくのかについて色々説明をしてきました。 結構たくさんの図面が意匠図にはありますが、建物の方針を示す為の図面ですから、やはりある程度の情報量が必要になってくるものです。 まずは建物の基本的な方針を定めて基本設計図をまとめ、その後少しずつ図面を足していきながら建物の概要を肉付けしていく。 これだけでもかなり大変な業務 […]