外部で採用する金属について考える
建物の納まりを検討する際には、外壁廻りの検討を優先していくことによって、建物の性能を確保することが出来る、という話を前回は紹介しました。 まずは建物の中に雨水を入れないようにすることが一番重要で、建物のデザイン的な検討はその性能が間違いなく確保出来てからの話になります。 この優先順位を間違えてしまうと後で大変な思いをすることになるので、建物にとって何が重要なのかをきちんと押さえておきましょう。 と […]
建物の納まりを検討する際には、外壁廻りの検討を優先していくことによって、建物の性能を確保することが出来る、という話を前回は紹介しました。 まずは建物の中に雨水を入れないようにすることが一番重要で、建物のデザイン的な検討はその性能が間違いなく確保出来てからの話になります。 この優先順位を間違えてしまうと後で大変な思いをすることになるので、建物にとって何が重要なのかをきちんと押さえておきましょう。 と […]
床と壁の取合い部分に取り付けられることになる「巾木」にはどのような用途があるのか、という話を前回は取り上げてみました。 意匠的には必要と不要の意見が分かれるところですが、建物の機能としてはやはり必要ではないかと当サイトでは考えています。 施工者側からの意見をここで書いてみると、床と壁の間には施工時に少しだけ隙間などが出来るので、そうした見映えが悪い部分を巾木でカバーしたいと考えます。 建物を実際に […]
前回はちょっと天井の納まりについての話からそれてしまい、クリアランスに対する設計者と施工者のスタンスの違いについての話をしてしまいました。 設計者の考え方と施工者の考え方が違ってくる、という話は結構面白いものですが、これはお互いに立場が違っている以上はどうしても出てくるものです。 同じ建物を建てているのだから考え方が違うのは良くないとか、そうした考え方の違いをなくすべきとか、そういう実現不可能な事 […]
前回はステンレスパネルの基本納まりについて紹介をしましたが、最終的な仕上については塗装もあります、程度の話しか出来ていません。 もちろんステンレスパネルの塗装仕上も美しく仕上がるのですが、せっかくステンレスを採用するのであれば、もう少し違う表面仕上を見せたいところです。 という事で、今回はステンレスの表面処理についていくつか代表的なものを挙げて、それらの仕上について簡単に説明をしていくことにします […]
前回のカテゴリでは、建物を構成するパーツとして「床」にフォーカスして色々と説明をしてきましたが、これが予定していたよりも結構長くなってしまいました。 床仕上材とか床の納まりなどで説明しておきたい事が山のようにあって、それを順番に取り上げていってもなかなか終わりが見えない状況に… まあ書きたい事が自分の中に何もないような事を書かなければいけない、みたいな状況に比べれば全然良いんですけど、たくさんあり […]
前回から鉄筋の継手方法について説明をしてきて、重ね継手の考え方だけしか説明出来ていないので、今回はその続きです。 □ガス圧接継手 読んだままの説明になってしまいますが、鉄筋の端部同士をガス圧接によって接合していく方式をガス圧接継手と呼びます。 ガス圧接とはなにかというと、鉄筋の端部同士を付き合わせて押し合いながら、1200℃~1300℃程度に加熱していく事で鉄筋同士をつなげていく、という考え方です […]
前回までの話では、鉄筋コンクリート造の構造体で欠かす事が出来ない項目である「鉄筋の定着」について色々と説明をしてきました。 どこまで図面で鉄筋の納まりを検討するのか、という問題はあるものの、ある程度難しそうな部分については事前に図面で検討しておいた方が良い場合も多いです。 検討した図面の通りに実際施工出来る訳ではない、というのは間違いありませんが、その逆は間違いなく現実になってしまいます。 つまり […]
建物の納まりを検討していく為には、まず建物がどのような構造で成立しているのか、という部分を知っておく必要があります。 設計段階であればまだ建物の構造が確定していない場合もありますが、そうした場合は設計者として建物の構造を決めておく必要があります。 建物の構造というのは建物の本当に基本となる部分なので、これが決まっていないとその先に進むことが出来ない、という現実がある訳です。 建物の構造が決まってい […]
図面を作図する為に使うCADの種類は、図面の種類によって変わっていて、建築や設備などの分野によって使い分けられていく事になります。 これはCADの機能的な部分に注目するとよく分かるはずで、それぞれの分野の図面を効率良く作図していく為には、非常に合理的な考え方だと言えるでしょう。 これは考えてみれば当たり前の話ではありますが、このようにしてCADの種類は様々に分かれていき、お互いに少しずつ競争をしな […]