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納まり検討や調整をしない場合

前回は施工段階で細かい納まりの検討や調整がなぜ必要になってくるのか、というあたりの理由について考えてみました。
基本設計や実施設計の段階では、まず優先されるべきなのは建物のプランやスペックなどを決めていく事なので、細かい納まりは少し優先順位が低い状況でした。

設計段階ではなかなか細かい部分の調整までは難しい状況になるので、施工者とメーカーが決まった段階で順番に調整をかけていく。
今の設計者や施工者の業務分担などを踏まえて考えてみると、そんな流れで進めていくのが今のところは精一杯ではないかと感じています。

設計者は建物を設計するプロなのですが、メーカーを選定出来る訳ではなく、実際の施工についてコストを含めたノウハウを持っている訳でもありません。
もちろん設計者が施工について素人という訳ではありません。
ただ、様々な工法のメリットやコストなどを知り尽くしている施工者と比較すると、やはり専門は設計になるので少し弱いという話です。

建物として要求される性能がどのようなものなのか、そして建物をどう見せていくかを決定していく役割を持つ設計者。
そうした意匠的な要望であったり、性能的な要望がある状況に対して、どのように実現していくかを検討する役割を持つ施工者。

それぞれのプロが得意分野で調整をしていくことによって、建物の性能を確保しつつ、見た目も美しい状態で、なおかつコストを押さえて施工がやりやすい状況を目指す訳です。
そこまでの状況になるのはかなり難しく、例えば見た目を優先させればどうしてもコストが嵩んでくるなどの現実はあるのですが…

そうした現実の中でバランスを取りながら調整をしていく事に大きな価値があります。
色々な意見を聞きながらの調整をやっていかないと、意匠・施工・設備などの要素で必要なものを全部盛り込んでくることになってしまいます。

・意匠的にはこうしたい

・建物の性能としてはこれが必要

・施工としてはここに下地が必要

・コスト的に難しいので範囲を減らしたい

・設備納まりとしては天井高に無理がある

と、これはあまり具体的な話ではありませんが、このような要望が意匠設計者や施工者や設備などからある感じになります。

例えば設備であれば、要望された性能を満たす為には天井内に器具が納まらないので天井高を200下げたいなどの要望があります。
それに対して意匠的には天井高は下げたくないとか、下げる場合は天井までの建具のサイズが変わるので早く決めたいなどの要望が。

当然全ての要望を満たすことなど出来ませんので、その中で優先すべきなのは何かを考えて、それ以外の部分については少しずつ調整していく事になります。
妥協と言えば妥協ですが、物理的に全ての要望を満たすことが出来ない中で、建物として優先順位を考えて調整していくのは当然の事でしょう。

どうしても調整業務は出てくる

こうした検討や調整をやっておかないと、施工する段階でようやく現実が見えるくることになって、結局は納まらない事を実物で確認するという寂しい話になります。
そうなると現場で施工された何かを壊して造り直しながら調整をかけていくという作業になり、当然これはあまり気持ちの良い作業にはなりません。

このような状況になってしまうと、意匠的な要望や性能などの他に「どうすれば出来るだけやり直す量を減らせるか」という条件が追加されます。
性能などの優先順位以外にこのような余計な条件が付いてしまうと、意匠的に大きく妥協をしたり、コスト的な部分を諦めたりなど、ちょっと妥協が大きくなりがちです。

納まり検討や調整が足りないまま進めてしまうと、こんな感じで最終的な見た目もあまり良くない状態になり、なおかつコストもかかってしまう傾向にあります。
こうした残念な状態になってしまう可能性が高いので、可能な限りは図面上で納まらない状態を表現して、検討や調整をしていく方が良いはずです。

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