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    楽しく仕事をするために

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  • 受験勉強は結構苦しい…
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  • 建築学科を卒業して就職
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    建築に関する勉強をして、実際に建物をつくっていく仕事ということで、建築関連の仕事に関わっていく。そのためにはどうすれば良いのか? ということを考えると、まずは大学の建築学科に進学するという王道を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。ちょっと当たり前すぎる話をもう少し具体的に書くと、[...]

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  • メールの数はあまり多くなかった…
    メールのお礼と現状報告

    当サイト「建築の仕事と納まり詳細と」では、建物を構成する床・壁・天井そしてそれぞれの取合納まりについて色々と解説をしてきました。個人で運営しているサイトなので、解説している私自身の個人的な見解になっていて、少し偏っているかも知れませんが…それでも建築関連の仕事で長いことご飯を食べているプ[...]

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  • メールアドレスの設定
    メールアドレス設定のお知らせ

    当サイトでは建築の納まりや仕事に関する話を色々としてきました。運営者である私が知っている限りの話はしていて、ちょっと説明が下手で長くなってしまいましたが、一応サイトとしてはフィニッシュしたつもりでいます。時々アクセス数などを確認していますが、結構たくさんの方に閲覧して頂けるようになり、情[...]

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    最後に

    さて、前回までの話では、建物の納まりを検討していく為のポイントを簡単にまとめてみる事に挑戦しましたが、あまり上手くいきませんでした。まとめと言いつつも、このまとめにも概要が必要だと思うくらいに長くなってしまい、全然まとめ切る事が出来ていない感じになっていますが…ある程度ボリュームがある話[...]

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  • 美しい建物をたくさん見ていく
    納まりのポイントまとめ-5

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アイソメ上達のポイント

前回は簡単なアイソメのサンプルとして、壁と巾木の出隅を描いていく手順を紹介してみましたが、アイソメのイメージは何となく掴めたでしょうか。
床と壁との取り合いで巾木なども表現しているので、少し上から出隅を見下ろしたようなイメージになったと思います。

アイソメの着色例

ただ、実際にはこうしたシンプルな部分をわざわざアイソメで表現していく、という機会はあまりないのですが…
いきなり複雑な部分の表現をするのは難しいので、まずはシンプルな部分で説明をしてみました。

まずはシンプルな形状の図形を描いてみて、それが簡単に作図出来るようになったところで、少しずつ複雑な表現をしていく、という進め方が良いと思います。
最初のうちは、いくら頭を悩ませても自分が表現したい部分をどうしても上手く描くことが出来ない、という感じになるはずです。

だけど何度も何度も繰り返し描いていくうちに、少しずつアイソメを描く事に慣れてきて、どうしても掛けないと思う部分が減っていく。
そうして少しずつアイソメを描くスキルを高めていく訳ですけど、やはりそうなる為には繰り返し練習していくしか道はありません。

最初は上手くいかないかも知れないけれど、とにかく自分が表現したい部分をアイソメとして描いていき、完成と思うところまで作図していく。
この「完成まで作図する」という部分が重要なので、あまり思った通りになっていなくても、とにかく最後まで作図していく事をお勧めします。

一度完成させたアイソメは、もう自分の中で立体的に見えてきているはず。
その上で、作図したアイソメの完成度に不満がある場合には、最初からもう一度同じアイソメを作図してみると良いです。

そうやってもう一度作図してみると、最初のうちは特に、前回作図したアイソメよりも完成度が高い図面が出来上がると思います。
前回描いたアイソメと次に描いたアイソメを比べてみて、表現としてどこが改善されたのかなどを見ていくことも結構重要です。

そうする事によってアイソメが少しずつ上達していく、という流れですね。
ある程度作図が出来るようになれば、あとは練習するというよりも仕事で実際に色々なアイソメを描いていくことによって、さらに上手くなっていくはずです。

とにかく作図していく事が大事

コツは上手くいかなくてもどんどん描いていく事。
最初から上手く描くことが出来ないのは当たり前の話なので、そこで立ち止まらずに何枚も作図をしていく事が上達のポイントです。
上手くなるにはどんどん描くしかない、というのは結構当たり前の話なんですけど…

「あまり上手く描けないから…」という理由で、なかなかスケッチを描こうとしない方が実際に私のまわりには結構います。
それではなかなか上達しないので、もしアイソメを自分のスキルにしたいと思ったら、とにかく下手でもどんどん描いていくことをお勧めします。

100枚くらい作図して、それでもアイソメが上手く描けないようであれば、それはもしかしたらセンスの問題なのかも知れません。
だけど1枚も描かずに上手く描けないというのは当たり前なので、そこで止まってしまうのはちょっと勿体ないです。

そうした思いで何枚かアイソメを描いてみることにチャレンジしても、もしかしたらあまり上手く描くことが出来ないかも知れません。
そんなに簡単に上達しない…と思ってしまう事もあるでしょう。

しかし、それほど簡単に上達しないからこそ、上達した場合に価値があるスキルになるので、何枚か描いた段階で諦めずに何度も描いてみましょう。
繰り返し作図することによって、少しずつではありますが間違いなく上達していくので、100枚以上描いてみるつもりで挑戦してみてください。

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