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LGSと呼ばれる壁下地について

前回は壁下地として鉄骨を組むような納まりについて説明をしました。
こうした納まりは使用場所が限定されることにはなりますが、恐らくは決してなくなる事はなく、様々な場面で使われることになるはずです。
検討をする際には、仕上材の最終的な固定方法をどうするかを意識して決めていく、というあたりが重要な要素になってきます。

ということで、壁下地としての鉄骨については前回で終わったので、今回はもう少しライトな壁という感じのLGS下地壁について考えてみることにしましょう。
まずはLGSという部材について、そもそもLGSというのはどういう意味なのか、というあたりからスタートしてみると…

L : ight 軽量

G : auge 規格

S : teel 鉄

上記の言葉の頭文字を取ったのがLGSになりますので、規格品の軽量鉄骨というような意味合いになってくるかと思います。
実際のLGSはやはり規格寸法が定められた軽量の鉄骨になりますから、上記で説明した言葉通りの製品という事になっています。

LGSという言葉の意味が分かったところで、次はこのLGSがどのような製品なのかというあたりを調べてみましょう。

LGSの基本的な納まりは、前回紹介した鉄骨下地の場合と同じで、下階の床コンクリートと上階の床コンクリートで固定していく、というものになります。
ただ、考え方は同じでも、鉄骨のように肉厚ではなくあくまでも「軽量鉄骨」なので、見た目の雰囲気は結構違ってくることになります。

LGSのイメージ

これがLGSの基本形状になっていて、これを建てていくことによって壁の下地を形成するという考え方で検討を進めていく事になります。
軽量鉄骨というくらいですから部材の肉厚は鉄骨に比べてかなり薄く設定されていて、厚みは0.8mmという数値になっています。

似たような形状のリップ型溝型鋼の厚みが1.6mm・2.3mm・3.2mmであることを考えると、LGSは非常に肉厚が薄い部材だと言えます。
しかしこうして薄い部材であるからこそ、LGSを施工した上に石膏ボードなどをビスで固定していくことが出来るんです。

LGSはそのあたりの納まりをしっかりと意識した商品なので、特に内壁で非常に多く採用される事になっているのだと思います。
実際の壁納まりを考えてみると、LGSを採用すると他の壁下地に比べて壁厚を薄くすることが出来たりするなど、内壁として有利になる点がたくさんある事が分かります。

つぎにLGSの規格についてですが、LGSには以下のような規格が定められていて、場所によってこれらの規格を使い分けていく事になります。

50形  : 50mm×45mm 厚み0.8mm

65形  : 65mm×45mm 厚み0.8mm

75形  : 75mm×45mm 厚み0.8mm

90形  : 90mm×45mm 厚み0.8mm

100形 : 100mm×45mm 厚み0.8mm

上記の規格を見ていくと、それぞれの規格によってLGSの巾が違う以外は、全く同じ形状になっていることが分かります。
寸法のイメージはこんな感じです。

LGSの寸法

このように、LGSは似たような形状の規格になっているのですが、場所によって使い分けていく際には巾だけが違っているという方が納まりの都合は良いんです。
いくつかあるLGSの規格を使い分ける際に、どのような判断材料をベースにするのかは、LGSをどれくらいの高さで立てるかという点にあります。

50形  : 高さ 2.7m以下

65形  : 高さ 4.0m以下

75形  : 高さ 4.0m以下

90形  : 高さ 4.5m以下

100形 : 高さ 5.0m以下

LGSを立てる際には、LGSの高さが高くなる(LGSが長くなる)ほど、LGSのサイズは大きくなっていく事になります。
LGSは上下の床コンクリートに固定される納まりが多いですから、上下の支店間距離が長くなればなる程部材のサイズがアップしていくのはイメージしやすいと思います。

次回はLGSの具体的な納まりと、その表層に貼る部材を紹介していきます。

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