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どこまで鉄筋をリアルにするか

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の納まりを検討する為には、鉄筋の納まりをきちんと検討した結果を鉄骨に反映することが必要になってきます。
鉄筋の納まりをリアルに検討していくと言っても、実際の使われる事になる異形鉄筋の見た目をリアルにするとか言う意味ではありません。

そういうリアルさは業務では無駄なものになるので、出来るだけ無駄を排除するという仕事の考えとはなかなかマッチして来ない部分があるんです。
実際リアルに作図をしてみると「作図した感」があって結構良いんですけどね…

そうではなくて、実際の鉄筋がどこに配置されるのか、その大まかなサイズがどのくらいなのか、などの検討が重要になってくるという話です。
そうした検討によって、鉄骨に対してどのあたりに孔をあけておけば良いのかが分かってくるので、そこまで分かれば鉄骨の加工が出来ます。

鉄筋納りの検討をスムーズに進めることによって、その結果を鉄骨の製作に反映させていく、という流れを早めていく事が出来るようになります。
そうすれば、なるべく製作を急ぎたい鉄骨もかなりの精度で検討する事が出来て、手戻りがないレベルで製作することが可能になる。

と言う流れがSRC造では理想になってきます。
もちろん理想的な流れになるのは難しいのですが、出来るだけ理想に近付けるように努力していくのが施工者側の役割という事になります。

鉄筋の納りを知っておくことが、色々な絡みもあって結局は鉄骨の納まり検討に生かされる、というのは結構面白い事ですよね。

これはやはり建築のプロとして幅広い知識を持っている状況にはやはり大きなメリットがある、という事だと思います。
知識だけ持っていても仕事ではあまり意味がない、という意見もあるとは思いますが、やはり知識がないとプロの水準までいかないんですよね。

さて、鉄筋の基本的な納りを再確認するために、まず鉄筋の「呼び径」と実際の納まり検討をする際に使用する「最大外径」の関係について前回は説明をしました。
呼び径と実際の鉄筋の外径は少し違っていて、外径の方が若干大きめになっている、という事実は納まり検討をする上で結構重要なポイントになってきます。

呼び径と最外径

鉄筋だけではなく、納りというのは出来るだけ良くない条件をベースにして検討を進めるものですから、鉄筋の場合は鉄筋径を「最大外径」で検討するのはごく自然なことなんです。
納まり検討で使うことになる訳ですから、最大外径を覚えてしまうことも重要ではありますが「なぜ呼び径と最大外径が違うのか」という部分を理解しておくことに意味があります。

もちろん数値を暗記しておいた方が仕事はスムーズではありますが、数値を覚えるよりも「そういう意味で数値が大きくなるのか」を知っておくことが重要だという事です。
そうしないと+3mmなどの数字は単なる覚えるべき数字でしかなくなるので、本当の意味で分かっているとは言えなくなってしまいますから。

ここまでの知識があれば鉄筋のかぶりの数値とあわせて、SRC柱やSRC梁の断面に鉄筋を適切な関係で記入することが出来るようになります。

SRC梁の一例

上図は鉄筋のかぶり40mmとして、主筋が上下共に6-D19・スターラップD13@200というSRC梁の断面図です。
こうした実際の図面を作図することで、主筋の位置がどこに配置されるのかが分かり、主筋を通す為の鉄骨孔位置を決めることが出来るようになります。

ただし上図で気になるのが、スターラップの曲げがどの程度なのかによって微妙に主筋の位置が変わってくるのではないか、という点。
厳密に作図しすぎるのはあまり良い事ではないのですが、鉄筋の曲げに関してはある程度正確に表現した方が良いと私は考えています。

いずれにしても鉄筋を直角で表現するのは検討図としてはツラいので、どのみち曲げた表現をすることになる訳で、それならば正確に描いた方が良いという話でした。
具体的な鉄筋の曲げについての話は次回に続く事にします。

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