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    □三次元CADの利用価値図面による納まり検討や調整の重要性については先ほども書きましたが、納まりを検討する為の図面を作図するにはCADというツールを使う必要があります。簡単に言うとCADは「コンピュータで図面を作図する為のソフト」という事になります。水平垂直の線を正確に引く事が出[...]

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天井裏スペースの検討で

鉄筋コンクリート造(RC造)の梁は構造体としては非常に重要な要素になりますが、意匠的な観点から考えると出来れば隠しておきたい。
そうした考え方があるので、基本的に梁は天井裏に隠す事になる場合が多いです。

しかし天井裏に対して梁が占めるスペースが大きいと、配管やダクトなどの設備要素と干渉してしまい設備が納まらなくなる、というパターンは結構たくさんあります。
階高と天井高、そして天井裏スペースの関係については前回取り上げた通りで、様々な条件を考えていくと、どうしても天井裏スペースが厳しくなる傾向になってしまいます。

これは施工者からすると、特に設備的な検討が大変になるので、出来ればもう少し天井裏スペースに余裕を持って欲しいと感じてしまうのですが…
建物を建てる施主の視点で考えると、やはり決められた敷地の中で出来るだけ床面積を増やしたいし、天井も出来るだけ高くしたいと思うはずです。

そうなってくると、普段は利用しない天井裏スペースで何とか調整するしかない、ということになるはずなので、結局施工者がプロとして出来るだけの事をするしかありません。
こうして考えてくと、結局は施工者も出来るだけ天井裏スペースを無駄なく使っていき、どうしてもという部分は天井を下げるなどの調整をしていくのがベターではないかと思います。

天井裏スペースの検討をしていく中では、恐らく「梁」が設備としては最も邪魔な存在になってきて、梁の下を通せるかどうかの検討を繰り返すことになるはず。
そうした検討を進めていく中では「梁を小さくする事が出来れば設備が納まるのに…」と思ってしまう場面が多々あるのではないでしょうか。

天井設備配管

設備に合わせて梁を小さくする事が出来れば良いのですが、、構造体である梁の高さを小さくするということはつまり、建物の構造として弱くなるということになります。
そう考えると、そうそう簡単に梁成を小さくすることなんて出来るはずがない、という事も分かってくるので、非常に苦しい検討になります。

設備設計者の視点で考えると、どうしても必要な設備要素であるにも関わらず、大抵の場合はそのスペースを大梁が邪魔をしてくる、という感じになるのではないかと思います。
特に天井と大梁との間が100しか空いてないというような状況になった場合、設備の要素など何一つ通すことが出来ないので、どういう計画をしていたのかと思ってしまいます。

一方で意匠設計者の視点で考えると、せっかく天井を高く設定したいと思っているのに設備があるから天井を下げることになる、という考え方になってしまいがち。
本当は設備を含めたトータルを意匠設計者が見ていく必要があるのですが、設備取り合いで天井を下げる際にはどうしてもそう思ってしまいます。

まあ勝手なものですよね…

とは言っても、設計段階で細かく設備関連の要素が天井裏に納まるかの検討をするのは難しく、このあたりのすりあわせは施工段階で細かくやっていくしかないのが現実です。
設備設計者は部屋ごとに設備のスペックを決めていく役割を持っていますが、細かい納まりについて検討をするような業務はなかなか難しいというのが現実なんです。

天井内でダクトと配管とケーブルラックをどのように納めるかの検討は、実際に施工をする役割を持っている施工者でしか出来ません。
そうした事情があるので、鉄筋コンクリート造の梁と天井高さを考えた際の天井裏納まりは、結局施工段階検討を進めて調整していくことになります。

設計段階ではそこまで天井裏の納まりが明確になっていないので、具体的な検討というのはどうしても施工段階になってしまう、という話でした。
そうした検討をしていく際に、実際どのような選択肢があるのか、というあたりについて次回は考えてみたいと思います。

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