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壁鉄筋の基本的な配置

鉄筋コンクリート造の構造体として、柱と梁の鉄筋納まりについて前回まで説明をしてきましたが、柱・梁と来たらその次は壁について取り上げる流れでしょう。
ただ、鉄筋コンクリートの壁というのは、柱や梁などに比べると、構造体としての役割というか重要度としては少し弱い感じになっています。

それはなぜかというと、柱と梁が鉄筋コンクリート造の建物では主な構造体として考えられますが、壁については全ての壁が構造体という訳ではないからです。
全てのRC壁が構造体ではないという事は、構造体として求められていない場所にもRC壁が必要になる場合があるという事を意味しています。

そうした壁は鉄筋コンクリートで造るけれど構造体ではない、という事で、単純に構造体としての壁を考えた時には少し扱いが微妙になるんです。
もちろん構造体ではないRC壁にも鉄筋は配置される事になるので、納まりとしては同じような考え方が適用される事にはなりますが…

そのあたりの話は説明の中で追々取り上げていくことにして、そろそろ具体的なRC壁の鉄筋納まりについての話に進んでいく事にします。
壁は柱や梁に比べるとシンプルな形状になるので、それほど悩む部分はなく、スムーズに覚えることが出来るのではないかと思います。

□壁の鉄筋

先ほども書いた通り、鉄筋コンクリート造の壁は、構造的な考え方の中で大きく二種類に分類されて考えられます。
見た目としては全然変わらないのですが、ひとつが構造体としての壁であり、もうひとつは構造体ではない壁という事になります。

どちらも同じコンクリートで造られる壁なのですが、建物にかかる荷重を伝達する役割を持つかどうかによって、配筋などの考え方は大きく変わってくる事になります。
構造体としての壁であれば壁は柱と梁に囲まれた部分に配置される必要があり、構造体ではない壁であれば梁の上になくても良い。

大雑把に考えるとそのような分類になります。
構造体としてのRC壁である場合、壁の鉄筋をどこかに固定する必要があるのですが、その役割は大抵の場合柱が受け持つ事に。

それ以外の壁は別に柱-柱間に配置しなくても問題はなく、その階のスラブから上階のスラブまでを鉄筋コンクリート壁にするようなイメージです。
構造体ではない壁をコンクリートで造る理由はいくつかありますが、いずれの理由も構造的な考え方ではありません。

外壁として水を防ぐ為の壁としてコンクリート壁を造るとか、室内であっても浴室などの壁で防水をする為に造るなど。
主に意匠的な都合だったり、納まり的な都合による場合がほとんどです。

構造体かどうかによって鉄筋の仕様は大きく変わってきますが、鉄筋コンクリート造の壁に配置される鉄筋のパターンはそれ程変わりません。
ただ構造体としてのRC壁の方が鉄筋が太かったりはしますが、そのあたりも構造設計者の考え方によって決まります。

柱や梁と違って壁は仕様によって厚みが決まっていて、一般的には厚さ180mmとか200mmくらいの単純な形状になってきます。
そうした形状から、鉄筋の配置は主筋とか帯筋などの組み合わせではなく、厚みの少ないコンクリートの中に納まるように単純な形状にならざるを得ません。

・縦筋(たてきん)

これはもう読んだままなので説明不要な気もしますが、壁を見た時に縦方向にのびている鉄筋を「縦筋」と呼びます。

・横筋(よこきん)

こちらも似たような話になっていましますが、壁を見た時に横方向にのびている鉄筋を「横筋」と呼びます。

縦筋と横筋を重ねて配置することによって壁の鉄筋は成り立っています。
また、壁の厚さによって出来ない場合もありますが、縦筋と横筋の組み合わせを二重に配置する場合もあって、その場合「ダブル配筋」と呼びます。
…って、これもすごくシンプルな呼び方で何のひねりもないですけど。

構造体としての壁であれば、縦筋を梁に、横筋を柱にしっかりと入れておくことによって、柱や壁と一体化することになります。
逆に非構造体の壁であれば、中途半端に柱や梁に拘束することによって弱くなる場合もあるので、わざと縁を切るなどの処置をする場合もあります。

これを「構造スリット」と呼びますが、構造スリットについての説明は後ほど詳しくしていくことにして、まずは壁の鉄筋のイメージをここで紹介します。

壁配筋

鉄筋コンクリート造の鉄筋については、柱・梁・壁の基本的なパターンを頭に入れておくことがスタートですから、まずはここまでを覚えてしまいましょう。
次のステップはまだありますが、今回の説明はここまでにしておくことにします。

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