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異なる壁仕上材の場合の納まり-1

前回までの説明では、LGS+石膏ボードの壁面に特殊な仕上材をさらに貼っていく場合に、天井との取合いがどのようになるか、という話を取り上げました。

・化粧ケイ酸カルシウム板

・Dボード

・アルポリック

・メラミン化粧板

具体的には上記の仕上材を採用した場合の納まりについて、断面図を交えて説明をしてきましたが、納まりのパターンは結構似てくるものです。
壁面に目透かし納まりを設けるか、それとも天井面に目透かし納まりを設けるか。
その考え方によって、採用する廻り縁のタイプや寸法が決まってくるので、まずは図面上できちんと検討をしておく事が重要になってきます。

しかし納まりのパターンとしてはあまりバリエーションが多い訳ではなかったので、一度考え方を含めた納まりを覚えておけば、あとは応用がきく感じもあります。
基本納まりをきちんと覚えてしまい、その納まり方針を異なる部分に応用していく、というのは建築の納まりを検討する場合の理想的なパターンです。
そうした状態になると後が楽なので、まずは基本納まりをしっかりと押さえておきましょう。

壁仕上材によって天井取合いが変わってくるという話でしたが、今回も引き続き壁仕上材によって変わってくる納まりの話を続けることにします。
今回はLGS+石膏ボードの壁ではなく、もっと特殊な壁仕上材を選定した場合の天井仕上材との取合いについて考えてみたいと思います。

ちょっと特殊な壁仕上材という事で、まずはどのような壁仕上材があるかを一通り考えてみると、以下のような種類が挙げられます。

・アルミパネル

・石貼り

・タイル

・コンクリート打放し

バリエーションとしてはそれ程多くはありませんが、納まりとしては覚えておいた方が良いものばかりなので、ここからはそれぞれの壁仕上材との関係について色々考えてみることにしましょう。

□アルミパネル

アルミ系の壁仕上材については、石膏ボードに接着貼りをするアルポリックの納まりを前回は紹介しましたが、ここで紹介するのは鉄骨下地を組んで納めるアルミパネルの納まりです。
壁としてアルミパネルを採用すると言っても、アルミカットパネル納まりとアルミ曲げパネル納まりの二種類が存在します。

それぞれの納まりをここでは紹介していきます。
まずはアルミカットパネルの場合ですが、固定方法としては壁の正面からビスで固定していくという考え方になるので、天井取合い部分も壁面に目透かしを入れる必要があります。

壁アルミカットパネル一般天井納まり

そうなると自然に上図のような納まりになっていくはずで、納まりとしても見た目としても特に問題になるような納まりではありません。
壁にアルミカットパネルを採用した場合には、天井にもアルミカットパネルを採用する納まりを選択する場合が多いかも知れません。

その場合には壁勝ち納まりにした方が綺麗にいくかも知れません。

壁・天井アルミカットパネル納まり

次にアルミ曲げパネルの場合ですが、この場合も正面からビスでパネルを固定していくという考え方は特に変わりませんので、天井取合い納まりも特に変わることはありません。
壁面に目透かしを設けておき、そこを狙ってビス止めをしていく、という考え方になるので、見え方としてもこれがベストではないかと思います。

壁アルミ曲げパネル一般天井納まり

上図のような納まりでアルミ曲げパネルの天井取合いは考えていき、シールをするかどうかは採用する場所によって判断をしていく事になるかと思います。
また、天井仕上材がアルミパネルではない場合には、アルミパネルを伸ばしておきそこに天井仕上材をぶつけていく納まりも考えられます。

壁アルミ曲げパネル勝ち一般天井納まり

壁パネルのジョイントがシールだった場合には、上図の納まりだとシールが天井に入っていくような関係になり、それが綺麗に見えるかという問題はありますが、納まりの選択肢としてはありだと思います。
このあたりは施工手順の都合や設計者の好みなどもあるので、正解はひとつではないということだけをお伝えしておく事にします。

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