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天井納まりのまとめ

このカテゴリでは天井の納まりの基本的な部分について、いくつかの仕上材とその具体的な納まりを図面で紹介してきました。
基本納まりについては一通り説明出来た感じになったので、天井納まりの話はひとまずこれで終わりにしておこうと思います。
今回は最後という事で、天井に関しての説明を簡単にまとめておくことにします。

天井関連のまとめ

□天井下地

天井下地は基本的に軽量鉄骨で組むことになります。
まずは上階のスラブから吊りボルトを下ろしてきて、そこから38mmのチャンネルを流していき、それに直交する方向にシングルバーとダブルバーを流していきます。

その下地に天井仕上材を張っていくことになりますが、天井仕上材によって下地に直貼りするタイプと石膏ボードを1枚はるタイプとがあります。
直貼りタイプは天井の割付がそのまま下地の位置になるので、後で手戻りがないような割付を最初から検討しておく事が重要です。

また、上階床コンクリートから固定する吊りボルトは、インサートと呼ばれる金物で固定する事になり、床コンクリート打設前にセットする必要があります。
上階の梁や設備配管、ダクトなどを逃げた位置に配置しておかないと、後で利用できなくなる恐れがあるので、出来れば事前に検討をしておきたいところ。

ただしその検討は結構大変な作業になってしまいます。
設備配管やダクトと干渉しないようにという事ですが、そもそも配管やダクトのレイアウトがなかなか決まらない傾向にあるという問題も。
そうした事情からから、割り切って900mmピッチでざっと入れておき、使えないものが出てきたら個別に対応していくという考え方もあります。

□天井仕上材

天井仕上材はいくつかの種類があって、部屋のグレードなどによって採用する仕上材を変えていくことになります。
アルミパネルなどの特殊な仕上を除く一般的な天井ボードであれば、最も目地が目立たない岩綿吸音板が最も見た目と性能的にはお勧めです。

ただしコスト的にメリットがあるのは化粧石膏ボードなどの仕上材になるので、例えば倉庫やスタッフ側の事務室などでは無理して岩綿吸音板を選択する必要はありません。
そのあたりの判断は意匠設計者の役割になりますから、それぞれの部屋にマッチしてなおかつコスト的にもバランスが悪くないような選択をしていく事になります。

目地が見えてくるかどうかによって、設備器具を天井目地に合わせるかどうかが変わってくるので、そのあたりは早めに確定しておいた方が良いでしょう。

□天井に取付く器具

壁と違って天井には取り付ける必要がある器具がたくさんあります。
建築工事で取り付けるシャッターなどの器具や点検口、照明器具や空調吹出し口など、建物の性能を確保する為に必要なものばかり。
これらの配置を総合図で調整していくことになり、そのベースになるのがやはり建築で検討する天井の図面という事になります。

器具のレイアウトによって配管やダクトのルートが決まるので、そのレイアウトによっては例えば上階の梁にスリーブが必要になる場合もあります。
スリーブ対応は施工段階のかなり早めに時間的なリミットがあるので、天井器具のレイアウトを決めておくのは非常に重要な項目になってきます。

□天井段差や間接照明など

基本的に天井の高さはそれぞれの部屋ごとに設定するものですから、部屋が切り替わる部分で天井の高さも切り替わるのが一般的な納まりです。
しかし部分的に天井を上げておく、もしくは下げないと納まらないなどの話があって、ひとつの部屋の中で天井高が切り替わる場合も多いです。

部分的に上げた天井付近に間接照明を設けるというのは、意匠的に狙って天井高を切替えるという事で、見映えが良くなる方向の検討になります。
しかしダクトが納まらないから部分的に天井を下げるなどの話だと、基本的には見映えが悪くなる方向の検討になってしまいます。

部分的に天井高を下げるのは、あまり見た目が良くないので、それなら全体の天井高を下げてしまうという選択肢もあります。
そうすれば「納まらないから仕方がなく下げました」みたいな雰囲気は出ませんから。
…と、ちょっと駆け足でおさらいをしてみましたが、それぞれの項目では図面や写真を交えてもう少し詳しく説明をしています。
気になる項目がありましたた再度読んで頂けると嬉しいです。
という事で、天井についての話はこれで終わりにして、次回からは次のカテゴリという事で、床と壁の取合い納まりについての話に進んでいくことにします。

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