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    楽しく仕事をするために

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  • 受験勉強は結構苦しい…
    仕事に就いてからの勉強

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  • 建築学科を卒業して就職
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    建築に関する勉強をして、実際に建物をつくっていく仕事ということで、建築関連の仕事に関わっていく。そのためにはどうすれば良いのか? ということを考えると、まずは大学の建築学科に進学するという王道を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。ちょっと当たり前すぎる話をもう少し具体的に書くと、[...]

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  • メールの数はあまり多くなかった…
    メールのお礼と現状報告

    当サイト「建築の仕事と納まり詳細と」では、建物を構成する床・壁・天井そしてそれぞれの取合納まりについて色々と解説をしてきました。個人で運営しているサイトなので、解説している私自身の個人的な見解になっていて、少し偏っているかも知れませんが…それでも建築関連の仕事で長いことご飯を食べているプ[...]

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  • メールアドレスの設定
    メールアドレス設定のお知らせ

    当サイトでは建築の納まりや仕事に関する話を色々としてきました。運営者である私が知っている限りの話はしていて、ちょっと説明が下手で長くなってしまいましたが、一応サイトとしてはフィニッシュしたつもりでいます。時々アクセス数などを確認していますが、結構たくさんの方に閲覧して頂けるようになり、情[...]

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  • 納まりを調整して美しい建物が出来上がる
    最後に

    さて、前回までの話では、建物の納まりを検討していく為のポイントを簡単にまとめてみる事に挑戦しましたが、あまり上手くいきませんでした。まとめと言いつつも、このまとめにも概要が必要だと思うくらいに長くなってしまい、全然まとめ切る事が出来ていない感じになっていますが…ある程度ボリュームがある話[...]

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  • 美しい建物をたくさん見ていく
    納まりのポイントまとめ-5

    □実際の建物を見る事先ほどはスケッチの重要性について色々と書きましたが、アイソメなどの技術を高めるにはもう何枚も何枚もスケッチを描くしか道はありません。これはスポーツなどでも同じだと思います。例えばテニスを例に出してみると、ラケットの握り方や振り方などは本で読めば知識として充分頭[...]

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CADの種類は色々ある

図面を作図するツールとして、先ほどから「CAD」という表現をずっと使っていますが、CADというのはあくまでも一般的な呼び方でしかありません。
実際にはCADと言っても種類は様々で、色々なメーカーから各種業務に適したCADが開発・販売されていて、その呼び方も当然違っています。

インターネットのサイトを閲覧する為のブラウザには、Microsoftが提供しているInternetExplorerやGoogleが提供するchrome、Mozillaが提供するFirefoxなどがあります。
もちろんこれ以外にも有名どころから超マイナーなものまでブラウザにも様々な種類があって、使う人の好みによって選ばれたり選ばれなかったりしています。

選択肢

選択肢が多いというのは色々な問題があるものの、競争原理が働くことによってユーザーの利益になることが多い為、基本的には良いことだと思います。
そうした話と同じで、図面を作図するCADにも開発する企業によって色々な種類があって、それぞれの分野に特化したソフトが販売されているんです。

そうしたソフトの中から、自分たちが作図する図面の種類によって適したCADを選定して使っていく、というような流れになってきます。
とは言っても、CADで作図した図面はデータを活用する場合が多い為、ある程度周囲にあわせてCADを選定する事も重要な事になります。

そうしないと誰にもCADデータを渡すことが出来ないという、非常に寂しい話になってしまうので、CADの選定は慎重に進める必要があります。
とは言っても、多くの企業で利用されているCADについては、ある程度ソフトを統一しないと大変という現実もあるので、皆が使っているCADを選ぶ事になる場合が多いかも知れません。

例えば建築関連の図面であればフリーソフトでもある「Jw_CAD」が有名ですし、Autodesk社が開発・販売しているAutoCADも非常に有名です。
設備関連のCADであればTfasというCADが有名でよく使われていたりと、作図する図面の分野によって使われるCADは結構変わってくるものなんです。

実際にCADを使う側の立場で考えてみると、CADの種類はひとつだけの方がデータの互換性などの問題がなくなるので楽だと感じたりします。
これは後ほど詳しく説明をしていきますが、違う種類のCADで作図されたデータを開こうとした場合には、直接そのまま開くことが出来ない場合がほとんどなんです。

それを考えるとCADの種類はある程度限定されていて、出来れば一種類になっていた方が良い、ということになる訳ですが…
図面というのは建築関連だけではなく、もっと多岐にわたる分野で作図されるもので、そうした極端な意見はあまり現実的ではないというのが正直なところです。

CADを開発、販売しているメーカーはたくさんあって、それぞれが便利な機能を搭載してシェアを争っているという現状もあります。
そうした現状を無視して「CADは一種類だけの方がデータ変換などの手間もなくなって良い」というのは、かなり乱暴過ぎる意見だという事が分かります。

例えば自分がCADを開発して販売する企業の社長だったとします。
その企業で新しくCADを開発したいと考えた時に、CADは既に色々な種類が用意されているから別にわざわざ違う種類のCADを開発す必要はないか…などと考える企業はありません。
そんな気楽な考え方をしている企業は、遅かれ早かれ淘汰される運命にあるはずです。

通常の企業であれば既に先行している製品があっても、その製品を超えるものをつくって販売しようとするものです。
そうした事情を考えると、CADの種類はたくさん存在して、データ変換の都合を考えて一種類に統一するというのが非現実的な話だという事が分かると思います。

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