鉄骨納まりの検討について考える
鉄骨造(S造)の納まりとして、まずは鉄骨柱と鉄筋コンクリート造の基礎との関係について前回は取り上げてみました。 柱の足元納まりをきちんと知っておくことによって、最終的な仕上から隠れるかどうかなどを考慮しつつ柱の足元レベルを決めていくことが出来ます。 鉄骨の納まりを検討していく中で、まずはこの「ベースプレートのレベルはどのレベルが適切か」という項目が非常に重要になってきます。 後から「実はベースプレ […]
鉄骨造(S造)の納まりとして、まずは鉄骨柱と鉄筋コンクリート造の基礎との関係について前回は取り上げてみました。 柱の足元納まりをきちんと知っておくことによって、最終的な仕上から隠れるかどうかなどを考慮しつつ柱の足元レベルを決めていくことが出来ます。 鉄骨の納まりを検討していく中で、まずはこの「ベースプレートのレベルはどのレベルが適切か」という項目が非常に重要になってきます。 後から「実はベースプレ […]
鉄筋コンクリート造(RC造)の梁は構造体としては非常に重要な要素になりますが、意匠的な観点から考えると出来れば隠しておきたい。 そうした考え方があるので、基本的に梁は天井裏に隠す事になる場合が多いです。 しかし天井裏に対して梁が占めるスペースが大きいと、配管やダクトなどの設備要素と干渉してしまい設備が納まらなくなる、というパターンは結構たくさんあります。 階高と天井高、そして天井裏スペースの関係に […]
前回は図面の大きなカテゴリとして、設計図と施工図と並んで製作図という図面がある、という話を取り上げました。 設計図から施工図、そして施工図から製作図まで、どのように情報が流れていくのかが何となくイメージ出来たのではないかと思います。 製作図では非常に細かい部分まで検討をすることが出来る図面になりますが、この表現を少しだけ変えてみると… 逆に「製作図は細かい部分まで緻密に検討が必要な図面」という表現 […]
仕上図は設計図における意匠図と同じような役割を担う図面ではありますが、設計図と施工図の大きな違いは、実際に施工する為の図面である事です。 つまり、施工出来るスペースがあるかを検討したり、記載している位置に仕上を固定する為の下地が必要かの検討をしたり、などを盛り込んでいくことが必要です。 そうした検討をしないままでも仕上図は作図することが出来てしまいますが、それを実際の施工で使おうとすると様々なトラ […]
建物を造っていく為の工程的な話もそうですが、それぞれの工事が絡むところの調整をしていくのもゼネコンの役割になる、という話は以前も取り上げました。 そういった意味では、それぞれの工事を発注したら終わりになる訳ではなくて、それからが大変と言ってもおかしくないくらいの仕事量が施工者側にはあります。 建物の施工を一式請け負って、その工事をそれぞれのプロに頼んで「後はよろしくやっておいてね」と言う感じだと非 […]