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セルフレベリング材という考え方

前回は長尺塩ビシートの特徴や納まりについての簡単な説明をしましたが、納まりとしてはそれほど難しいものであない、という事が分かってきたと思います。
床コンクリートの直接床仕上材を張っていく、という種類の床仕上材であれば、おそらくどのようなものであってもそれほど難しい関係にはならないんです。

建物全部の床仕上材について検討する必要はないです、というような話を以前しましたが、こうしたシンプルな納まりであれば深い検討が不要だという事はイメージ出来るかと思います。
ただ、確かに床コンクリートに直接張っていく納まりだとしても、天端の施工精度などを考えると少しコンクリートを下げておいた方が良い場合もあります。

と言うことで今回は、長尺塩ビシートを施工する際に検討しておく可能性のある、セルフレベリング材について考えてみることにします。
まずはセルフレベリング材とは何かについて考えると…

Self : 自分・自己

Levelling : 水平・平坦

というそれぞれの英語からも何となく分かる通り、自分で水平になろうとする流動性の高い材料を意味していて、大きく分けてセメント系と石膏系に分かれます。
セルフレベリング材を床コンクリートの上に流すことによって、ある程度凹凸がある床コンクリート天端を本当に水平な状態へと変えることが出来ます。

こうしたセルフレベリング材がなぜ必要になるのか、というあたりの話になりますが、それにはまず床コンクリートの施工精度と床仕上材との関係を見ていく必要があります。
前回も紹介しましたが、長尺塩ビシートという床仕上材は、床コンクリートの上に直接張っていく納まりになるのが一般的です。

床長尺シートの納まり例

ここで長尺塩ビシートの表面について考えてみると、長尺塩ビシートは柄などにもよりますが、ある程度光を反射するような表面の処理になっていることが分かります。

こうした納まりになっているため、床コンクリートのレベルがあまり平らになっていない場合、そのまま床の凹凸に沿って張られていくことになる訳です。
床コンクリートの凹凸が大きい状態で施工を進めると、長尺塩ビシートが仕上がった後で見た時に、床の凹凸が非常に目立ってしまう場合があるんです。

床コンクリートを打設する際には、コンクリートを打設して硬化していく前に、表面をきちんと鏝で均していく処理をするものです。
そうしないと床のレベルがかなり荒っぽい状態になってしまうのですが、鏝で均したとしても人の手でやるものですから、天端を完全に水平にするのは難しいという現実があります。

そうして人の手で施工をすることによって出来た凹凸が、長尺塩ビシートを張っていった段階でも消える事がなく、そのまま目立ってしまう危険があるという事ですね。
特に先がずっと見渡せるような長い廊下では、光が床に反射してしまい、思いっきりコンクリートの凹凸が目立ってしまう事もあるので注意が必要です。

ただ、凹凸が目立たないように注意が必要と言っても、長尺塩ビシートを床コンクリートに施工する段階になってから気を付けてもそれは全然意味がありません。
その時には既に床コンクリートは硬化している訳ですから、もう少し前の段階、床のコンクリート工事をやっている段階で気を配っておくことが重要になってきます。

実際にはいくら慎重に施工をしたとしても、プロとは言えやはり人の手がやるものですから、完全に水平にすることは難しいものがあります。
そうした凹凸を解消する為に、先ほど紹介した「セルフレベリング材」と呼ばれる材料を使い、床を平滑にしていく作業を進めることになります。

セルフレベリング材の施工例

こうしてセルフレベリング材によって平滑に仕上げられた床に対して長尺塩ビシートを張っていくと、驚くほど床が綺麗に仕上がる事になります。
学校の廊下とか病院の廊下など、比較的距離が長い部分の床に対してこの納まりをやると、本当に綺麗に仕上がってくるのでお勧めです。

これがセルフレベリング材の考え方になりますが、そんなに綺麗に仕上がるのであれば全部やれば良いのに、というように現実はスムーズにいかないんですよね。
なかなか理想的な納まりにはならないもので…という事で、次回はそのあたりの話について考えてみることにしましょう。

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