床仕上レベルと水勾配と
浴室や厨房など大量に水を使用する部屋では、下階に水が漏れたりしないように、アスファルト防水を計画しておく必要があります。 アスファルト防水の上に防水層を保護する押さえコンクリートを打設していき、その上に床仕上材を施工していく、という関係が防水の一般的な納まりになります。 床に流れた水をきちんと排水していく為に、床に水勾配を設けて排水溝まで水を流していき、排水溝の中にも排水目皿に向かって水勾配を計画 […]
浴室や厨房など大量に水を使用する部屋では、下階に水が漏れたりしないように、アスファルト防水を計画しておく必要があります。 アスファルト防水の上に防水層を保護する押さえコンクリートを打設していき、その上に床仕上材を施工していく、という関係が防水の一般的な納まりになります。 床に流れた水をきちんと排水していく為に、床に水勾配を設けて排水溝まで水を流していき、排水溝の中にも排水目皿に向かって水勾配を計画 […]
床仕上材の納まりを検討していく中で、床仕上材の厚みがある程度ある場合には、施工必要寸法が大きくなるので床コンクリート天端レベルを下げておく必要があります。 床コンクリート天端レベルを下げると言うことはつまり、鉄骨梁や鉄筋コンクリート梁のレベルもそれに合わせて下げていく必要がある、ということを意味します。 そうした納まりの検討結果は、場合によっては構造図に記載されている梁天端レベルなどの内容と異なっ […]
鉄骨柱のダイアフラム納まりを検討していった時には、50程度の小さな段差を設けることが難しいので、溶接が出来る程度に100段差を設ける。 前回はそのような解決方法を紹介してみました。 もちろんこのやり方がベストなのかどうかは建物によって違うはずなので、これはあくまでもひとつの例と考えて頂ければと思っています。 建築の納まりに「これが完璧な正解です」という項目はあまりなくて、色々な問題がありつつその中 […]
平面プランがどのような感じになるのかによって、それぞれの部屋の用途が決まってきて、それぞれの部屋の床仕上材や床の下地情報がある程度決まります。 そうした方針に合わせて、構造体である鉄骨梁のレベルを下げたりする検討を進めるのは、構造設計者の役割という事になります。 建物の意匠的な部分によって構造の方針が決まる、あるいは構造は最終的な仕上ラインから出てこないような計画を進める必要がある。 こうした考え […]
鉄骨梁のレベルを検討していく中で、先ほど出てきた「鉄骨は小さな段差が苦手」という項目が、具体的にどう困るのか。 鉄骨梁のレベルがどのようにダイアフラム納まりに絡んでくるのか、というあたりの話を今回は紹介しようと思っていましたが… すみません、ちょっと順番が違うかもでした。 鉄骨梁のレベルによってダイアフラムの納まりが変わってくる、という話をする前に、鉄骨梁に小さな段差が出来るのはどのような状況なの […]