□実際の建物を見る事 先ほどはスケッチの重要性について色々と書きましたが、アイソメなどの技術を高めるにはもう何枚も何枚もスケッチを描くしか道はありません。 これはスポーツなどでも同じだと思います。 例えばテニスを例に出してみると、ラケットの握り方や振り方などは本で読めば知識として充分頭の中に入ってくるはずです。 しかし実際にやってみると思ったように体は動いてくれないはずで、イメージ通りに体を動かす […]
□仕上材を決定するまで 仕上材の品番によってその規格サイズが決まってくる場合がある、という話を先ほどはしましたが、逆の表現をすると品番が決まらない限りはサイズが決まらないという事でもあります。 セラールやアルポリックや化粧ケイ酸カルシウム版などは、最大サイズに合わせて意匠的に割付の検討が必要になってくるものですが… 品番によってサイズが多少違うのであれば、品番が決まるまでは割付の検討が確定しないと […]
□下地と仕上材との固定 納まりの検討をするのだから当たり前の話ですが、実際にどのようなものが仕上材として取り付けられるのかを知っておくことは非常に重要な事です。 何が取り付けられるのかを知らないまま作図していく納まり図、というのは変な感じではありますが、実際には結構あるものなので… ・最終的な仕上材がどのようなものなのか ・その仕上材を固定するのははどのような方法なのか ・その為にはどのような下地 […]
□三次元CADの利用価値 図面による納まり検討や調整の重要性については先ほども書きましたが、納まりを検討する為の図面を作図するにはCADというツールを使う必要があります。 簡単に言うとCADは「コンピュータで図面を作図する為のソフト」という事になります。 水平垂直の線を正確に引く事が出来たり、小数点の単位まで正確な寸法をきちんと押さえる事が出来たり、その寸法を自動的に数値で表現することが出来たりと […]
建築の納まりについてどれだけ知識を吸収したいと思っているかは人によって違う、という話を前回は取り上げました。 だから自分が持っている感覚で「仕事で使うのならば誰もが積極的に建築の知識を求めているはず」という考え方はちょっと違うんですよね… 建築に関する仕事を人に教えるのは自分にとっても非常に勉強になるものですが、仕事に対するスタンスを押しつける教え方は危険なので、そこは注意が必要です。 これは確か […]
□下り壁と天井との関係 廻り縁納まりは基本的に「入隅」の納まりでしたが、天井に段差が付く部分や吹抜けに面する天井などでは「出隅」の納まりになる場合もあります。 そこで通常の廻り縁を採用すると変な感じになる場合が多いので、その部分は特殊なパターンという事で、特に納まりの検討が必要になってきます。 下り壁用の塩ビ見切も既製品として用意されていますが、なかなか見た目として意匠設計者の好みに合わない場合が […]
□天井の納まりによる違い 天井仕上材によって廻り縁の形状は少しずつ違ってきます。 また、天井仕上材を軽量鉄骨天井下地に直接張っていくタイプなのか、石膏ボードを1枚張ってから天井仕上材なのかによって、廻り縁の納まりは少し違ってきます。 結局は廻り縁をどこに固定すれば良いのか、という話になるので、それぞれの納まりパターンを押さえておくことが重要になってきます。 断面図についてはそれぞれについて説明した […]
今まで壁仕上材と天井仕上材との納まりという事をテーマにして色々話をしてきましたが、そろそろ説明する内容がなくなってきました。 壁と天井の関係を綺麗に見せる為には色々な部分に気を遣っていく必要がある、という事で細かい話をどんどん取り上げてみた結果、思ったよりもかなり説明が長くなってしまいました。 今回でひとまず壁と天井の取合いについての話は終わりになります。 巾木関連の説明に比べると内容としては少な […]