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床仕上げの違いと下地の段差

床コンクリートに段差が必要な納まりの場合に、LGS+石膏ボードの壁に対してどのあたりに段差を設ければ良いのか。
結構具体的な話になっていますが、前回はそのあたりの納まりについて考えてみました。
作図途中の検討断面図は下図のような感じになっています。

納まっていない部分

床コンクリートの段差がどの位置に必要になるのか、というのは構造体のレベルにも影響を与える事になるので、こうした検討は出来るだけ早めにやっておく必要があります。
納まりとしてはそこまで複雑にはなりませんので、方針を決めておけば後は壁位置が変わらない限りは変更する必要がなくなります。

検討する項目としては、LGSの足元に流すランナーを低いレベルに設置するか、もしくは高いレベルに設置するか、という話になります。
どちらの納まりでも特に問題はありませんが、いずれにしても納まりとしては一長一短があるので、特徴をしっかりと掴んでから選定していく事をお勧めします。

まずは床コンクリートの下がっている側にランナーを設置する場合。

下がり側にランナーを流す納まり

LGSの端部と床コンクリートの段差との間には、施工誤差を考慮したクリアランスが15mm程度必要になってきます。

あまり多くこのクリアランスを取り過ぎてしまうと、壁の石膏ボード厚よりも隙間の方が大きくなってしまい隠れないので、最終的にはモルタルなどで埋めることに。
逆にクリアランスが少ないと、床コンクリートにランナーが干渉してしまい、少しコンクリートお削っていく状況になってしまいます。

床段差の位置がこの図面のようにビシッと通る訳ではないので、クリアランスをどの程度見ていくかは難しいところ、という感じです。
結果としてどの程度のクリアランスが正しいのかは、施工誤差がどの程度あるのかによって変わってくるものなので「正解は10mmです」などと断言がとは言えないのが微妙ですよね。

次の納まりは床コンクリートのレベルが高い側にランナーを設置する場合。

高い側にランナーを流す納まり

もちろんこちらの考え方でも問題なく床と壁は納まります。

ランナーと床コンクリート段差との関係は、10mm程度逆に引っ込めておかないと、厚みのある石に床コンクリートが干渉してしまいます。
ただ、そうなるとランナーが若干はね出す納まりになってしまい、床コンクリートに固定をする際に割れてしまう恐れがあるので注意が必要です。

施工精度の事を考えると、10mm程度のクリアランスではちょっと心配というのが正直なところですが、引っ込めすぎるのも問題なので悩ましいところです。
結局は上図のような無難な数値に設定しておくことになって、最終的にはその寸法で問題なく納まってくることになるはず。

施工精度が良くない場合は少しコンクリートを削る必要がありますし、施工精度が良ければそのまま納めることが出来る、という事です。
ある程度施工精度が悪いことを前提にして寸法を決めていく考え方もあるので、そのあたりは施工者が判断していくしかありません。

という事で、床仕上材が異なって床コンクリート天端レベルを切り替える必要がある部分の納まりはこんな感じになっています。
LGSを高い方に取り付けるのか、それとも低い方に取り付けるのか、という違いがありますが、基本的な納まりの考え方はそれほど変わりません。

ランナーを流すことが出来て、なおかつコンクリートが床仕上材に干渉しない事、そして出来れば施工誤差をある程度は許容できる事。
こうした考え方で納まりを決めていく事になるのですが、考え方としては非常にシンプルで納得がいくものになっていると思います。

このあたりの考え方は結構重要なので、次回はもしこうした検討が出来ていない場合はどのような状況になるのか、というあたりを考えてみることにしましょう。

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