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ビニル床タイルの分類について考える

ビニル床タイルと呼ばれる床仕上材は、塩ビ樹脂で構成されているタイル形状(=四角形)の床仕上材を指した名称です。
もしかしたら「Pタイル」とか「プラスチックタイル」などの呼び方の方が、聞き慣れていてしっくりくるかも知れませんが…

ビニル床タイルの一例

当サイトではやはり正式な名称であるビニル床タイルという呼び方をしていこうと思います。
ただ、ビニル床タイルという呼び方は全体を表す呼び方でしかなく、その中には色々な種類の床仕上材が存在していて、それぞれ色々な特徴を持っています。
今回はそのあたりについて簡単に考えてみる事にしましょう。

こうした分類は昔から少々分かりにくい傾向にあったのですが、近年JIS(日本工業規格)の改正によって、それもまた少し変わってしまいました。
うーん…せっかく昔に色々調べてようやく頭に入ったのに、全然変わってしまうのではなく、微妙に変更がかかってしまいました。

私を含め、分かりにくいながらも今までの分類を覚えていた方は、もう一度その記憶を入れ替えておく必要があるので、正直ちょっと憂鬱な気分にもなります。
とは言っても、これはもう仕方がない事なので、残念ながら分かりにくくなってしまった感じの新しい規格をここでは覚えておく事にしましょう。

これから説明しようと思っているビニル床タイルの分類は、ただでさえあまり分かりやすいとは言い難い分類だと思います。
こうした分かりにくい分類について、新旧を織り交ぜて紹介していくのは、正直なところちょっと無謀ではないかと考えています。

そんな理由があるので、ここでは昔の規格がどうだったかという部分には触れず、改正された規格だけを正解と考えて紹介していくことにします。
という事で、まずはビニル床タイルの分類から紹介します。

・コンポジションビニル床タイル

・単層ビニル床タイル

・複層ビニル床タイル

・置敷きビニル床タイル

・薄型置敷きビニル床タイル

という感じの分類になっていて、それぞれが微妙に性能が違うけどあまり見た目は変わらないという、ちょっと勘弁して欲しい感じになっています。
…と、そんな文句を言っていても始まらないので、ここではそれぞれのビニル床タイルについての簡単な説明をしてみることにします。

その前にまずは「バインダー」について書いておいた方が良いかも知れません。

ビニル床タイルの構成について説明する際には、まず「バインダー」と呼ばれるつなぎ材のようなものが混入されている、という事をまずは紹介させてもらいます。
この「バインダー」は、樹脂と可塑剤(かそざい)と安定剤で構成されていて、例えば蕎麦のつなぎ材と同じように、つなぎ材の割合が多い方が柔軟性が高くなっていきます。

つなぎ材を全く使わない蕎麦に「十割蕎麦」と呼ばれるものがありますが、これは完全に蕎麦粉だけで出来ているので非常に風味があります。
しかしつなぎ材を入れずに打っている蕎麦ですから、ちょっとボソボソ状態になるのは仕方がない事で、私は好きですけどあまり得意ではない方もいるはずです。

床仕上材を蕎麦と一緒にして良いかどうかは迷うところですが、バインダーと呼ばれるつなぎ材が少ないと、まずは材料として安定しやすいというメリットがあります。
ただし少し硬質な感じになり、割れやすくなってしまうというデメリットもあるので、どの程度バインダーを含有させるのかは難しいところ。

バインダーが多いと材料としては柔軟性が出てきて良いのですが、伸縮しやすくなるというデメリットが出てしまうことにもなります。
こうした「バインダー」がビニル床タイルには含有されている、という事を前提にして、それぞれの分類について説明していくことにします。

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