意匠図と構造図の整合について
前回までで杭伏図・各階床伏図・軸組図についての説明が終わりました。 これらの図面は建物の構造体を表現する最も基本的な図面という事になる為、不整合がないようにキッチリと図面を作り込んで行く必要があります。 もちろん柱や梁の配置というのは建物のプランと密接に絡んでくる為、意匠図と整合しながら進めていく事も重要な要素になってきます。 これは割と当たり前の話ではありますが、その当たり前は自動的に守られる訳 […]
前回までで杭伏図・各階床伏図・軸組図についての説明が終わりました。 これらの図面は建物の構造体を表現する最も基本的な図面という事になる為、不整合がないようにキッチリと図面を作り込んで行く必要があります。 もちろん柱や梁の配置というのは建物のプランと密接に絡んでくる為、意匠図と整合しながら進めていく事も重要な要素になってきます。 これは割と当たり前の話ではありますが、その当たり前は自動的に守られる訳 […]
色々な部分で製作図は作図されていきますが、スタートのレベルが低い製作図がたくさん作図されている、という状況になると、それぞれの製作図を整合させるのにかなり苦労することになります。 本来であれば製作図は施工図をベースにして確認していくことになるのですが、施工図自体がそこまで具体的な情報を盛り込めていない場合には、指針となる情報があやふやになってしまいます。 例えば隣り合った部分を表現している二種類の […]
設計者が作成する設計図をベースにして施工者はまた別の図面を作成する、というような話を前回は取り上げました。 実際の施工は施工者が作成した施工図をベースにして進められる訳ですが、施工図のベースはあくまでも設計図になるので、設計図が非常に重要な役割を果たすことは間違いありません。 ただ、設計段階から施工段階に進んでいく段階で、施主がどのような建物を望んでいるのか、という情報は少しずつ具体的になっていき […]