コンクリート打放し壁と床石取合い
意匠設計者の考え方として「壁を出来るだけシンプルに見せたい」という基本方針があると、なるべく巾木を付けないで納めるような検討が必要になる場合があります。 確かに巾木がなく壁だけが見える納まりは余計なものがない状態なので、見た目としてはシンプルで美しく見えるかも知れません。 ただ、それが実現出来る壁はある程度限られてきます。 巾木が持っている役割を考えてみると、通常のLGS+石膏ボードの壁ではなかな […]
意匠設計者の考え方として「壁を出来るだけシンプルに見せたい」という基本方針があると、なるべく巾木を付けないで納めるような検討が必要になる場合があります。 確かに巾木がなく壁だけが見える納まりは余計なものがない状態なので、見た目としてはシンプルで美しく見えるかも知れません。 ただ、それが実現出来る壁はある程度限られてきます。 巾木が持っている役割を考えてみると、通常のLGS+石膏ボードの壁ではなかな […]
前回は壁仕上材としてタイルを選定した場合という事で、外壁タイルと壁下地コンクリートとの関係、そして巾木の考え方について説明をしてみました。 外壁タイルの場合は特別に「巾木」という考え方をする事は少なくて、壁の仕上をそのまま床まで持っていく納まりになる場合が多い、という話でした。 その場合の床との取合いは基本的に「壁勝ち納まり」という事になる、というあたりまでを前回は説明しましたので、今回はその続き […]