実施設計で作図する図面-1
建物の基本的な部分を検討していくのが基本設計段階で、その作業がある程度までまとまったら、次のステップである実施設計に進んでいきます。 基本設計で作成した一般図をベースにして、もう少し細かい部分まで表現していくのが実施設計という事になります。 もちろん図面だけを作図している訳ではありませんが、最終的に設計者の思いというのは基本的に設計図で表現されていく事になります。 なので、様々な検討項目や「こうし […]
建物の基本的な部分を検討していくのが基本設計段階で、その作業がある程度までまとまったら、次のステップである実施設計に進んでいきます。 基本設計で作成した一般図をベースにして、もう少し細かい部分まで表現していくのが実施設計という事になります。 もちろん図面だけを作図している訳ではありませんが、最終的に設計者の思いというのは基本的に設計図で表現されていく事になります。 なので、様々な検討項目や「こうし […]
前回から基本設計段階で意匠設計者が作図する図面について説明していますが、説明が途中なので今回はその続きです。 ○平面図 建物の内部がどのようなプランになっているのかを表現するのが平面図です。 言うまでもなく、建物がどのようなプランになっているかを表現する為に作成する図面で、設計図の中で最も基本となる図面でもあります。 建物の規模にもよりますが、大抵の場合は図面1枚につき1フロアの全体を表現していく […]
建物を設計する際には、まず「基本設計」と呼ばれる段階からスタートする、という話を前回は紹介しました。 予算や敷地や建物の用途など、様々な縛りがある中で出来る限り使い勝手の良い建物を計画していく事が設計者の役割になります。 予算や敷地に上限はなく、どのようなプランでも実現出来る、というような夢のような話は現実として絶対にありません。 なので与えられた条件の中で、少しずつ妥協をしていき、それでも出来る […]
意匠設計の業務がどのようなものなのか、という話を今までしてきましたが… 単純に「意匠設計」というひとくくりで考えた場合でも、検討していく内容というのは非常に様々な分野に及ぶ事が多いです。 建物全体のコンセプトや方針を決めていったり、建物内のプランについて色々と検討を進めたり、建物内の細かい部分をどう見せるのかという詳細を検討したり… あるいた建物の外廻りについて検討する外装について検討したり、建物 […]
建物を設計していく段階で意匠設計者がどのような業務をおこなっていくのか、というあたりの話を前回は紹介してみました。 建物のデザイン的な部分にプラスして、各階の部屋割りをどのように考えるのかなど、その建物の形状について検討を進めるのが意匠設計者の役割という話でした。 意匠設計は構造設計や各種設備設計などの業務とも密接に絡んでくる、というのは確かに事実ではありますが、表現としては完全とは言えないかも知 […]
前回までの話で、構造設計や各所設備設計についての概要と、どのような業務なのかについて説明をすることが出来ました。 このような感じで建物は様々な要素について計画と検討調整を繰り返して、それを実際の設計図に反映していくことで少しずつ進んでいきます。 構造体や電気設備や空調設備、そして衛生設備など、建物として絶対に必要となる機能的な部分がまずはきちんと検討されていること。 これが建物の前提条件ということ […]