天井仕上材が特殊な場合の納まり
前回は壁仕上材が石やアルミパネルなど、ちょっと特殊な仕上材を選定した場合に、天井取り合いがどのように納まるかについて考えてみました。 天井勝ち納まりにするよりも壁勝ち納まりにした方が、施工の順番としても見た目としても都合が良い、という結論で話は終わりました。 ちょっと細かい話が続いていますが、こうした細かい部分を決めておくかどうかによって、後々の施工がどのくらいスムーズに進むかが変わってきます。 […]
前回は壁仕上材が石やアルミパネルなど、ちょっと特殊な仕上材を選定した場合に、天井取り合いがどのように納まるかについて考えてみました。 天井勝ち納まりにするよりも壁勝ち納まりにした方が、施工の順番としても見た目としても都合が良い、という結論で話は終わりました。 ちょっと細かい話が続いていますが、こうした細かい部分を決めておくかどうかによって、後々の施工がどのくらいスムーズに進むかが変わってきます。 […]
□石張り 壁に石を張っていく場合、施工の順番として石をどのタイミングで張っていくかという問題はありますが、壁勝ち納まりが一般的ではないかと思います。 無駄に石を伸ばしていくのは勿体ないので、天井仕上面から50mm程度まで石を伸ばしておけば、特に問題なく納める事が出来ます。 天井仕上材が岩綿吸音板でもアルミパネルでも、もしくは塗装仕上であっても、納まりとしては壁勝ちになっていれば問題はありません。 […]
前回までの説明では、LGS+石膏ボードの壁面に特殊な仕上材をさらに貼っていく場合に、天井との取合いがどのようになるか、という話を取り上げました。 ・化粧ケイ酸カルシウム板 ・Dボード ・アルポリック ・メラミン化粧板 具体的には上記の仕上材を採用した場合の納まりについて、断面図を交えて説明をしてきましたが、納まりのパターンは結構似てくるものです。 壁面に目透かし納まりを設けるか、それとも天井面に目 […]
□アルポリック 壁仕上材としてにアルポリックを貼っていく部屋であれば、天井仕上材にアルポリックを採用する可能性が高いですが、ここでは通常の天井を想定して… 目透かし納まりが基本になるアルポリックなので、天井取合い部分は天井面に対して目透かしで納まる状態になるのが自然です。 上図はコ型廻り縁の手前でアルポリックを止めた納まりになっています。 ただ、部屋によっては壁全面ではなく部分的にアルポリックを採 […]
標準的な天井納まりとは言っても実際にはいくつかのパターンがあって、それぞれのパターンによって廻り縁の納まりが少しずつ違ってきます。 という主旨で、前回はそれぞれの天井納まりパターン毎に、廻り縁の納まりがどうなるか、という説明を断面図とあわせてしていきました。 実際に断面図で表現してみると、あまり納まりとしては大きく変わるという程の話ではない事が分かってきましたが… それでもいくつかの納まりパターン […]
天井仕上材には種類によっていくつかの厚みが存在しているので、それに合わせた廻り縁がそれぞれ用意されています。 最終的な見た目としては同じになるのですが、天井仕上材によって選定すべき廻り縁の品番が変わってくるので、そのあたりを施工者としては注意しておく必要があります。 というような話を前回は取り上げました。 これはちょっと地味な話ではありましたが、製品によっては天井仕上材の厚みに対応したタイプがない […]
コ型廻り縁と十手廻り縁の具体的な形状と、意匠設計者が選定しやすいタイプの廻り縁についての話を前回は取り上げてみました。 見付が出来るだけ小さくて、なおかつ折り返しが付いていないような製品が最終的な見た目としては好まれる傾向にある、という話もありました。 上記のような形状で納めることが出来れば、天井を見上げた際にほとんど廻り縁が目立つことはなく、十手廻り縁を選定すればさらに天井が強調されることに。 […]
同じコ型廻り縁と言ってもその種類は色々で、選択するタイプによって天井の見え方は若干変わってくる事になります。 前回はそのような考え方で、コ型廻り縁の具体的な形状や寸法について紹介して、意匠設計者から選定されやすいタイプについても紹介をしました。 基本的に目立ちにくいタイプの廻り縁が意匠設計者からは選定されやすく、そうした製品は基本的にあまり見た目が大きくないため、逃げが少ない場合が多いです。 とは […]
前回は廻り縁の種類として「コ型廻り縁」と「十手廻り縁」の区分と、それぞれの具体的な形状について紹介をしてみました。 全体のスケールに比べると廻り縁は非常に小さな部材になるのですが、それによって天井の見え方というのは結構大きく変わってくるものです。 今までの経験上、意匠的に頑張る部分には十手廻り縁を選定しておいた方が良い、という感じにはなりますが、もちろん見せ方に決まりがある訳ではありません。 ただ […]