建物の中で水を使っている場所というのはある程度限られてきますが、逆に水を使わない建物というのは恐らく存在ないのではないかと思います。 そうした水廻りについての設備をどのように計画していくか、というのが衛生設備になります。 建物に発生するトラブルは色々ある中で、雨漏りとかどこからか水が漏れるとか、あるいは水が流れないなど、水に関するものは非常に多いものです。 出来るだけそうしたトラブルが発生しにくい […]
建物内の空気環境を整えるという役割を持っている空調設備にはどのような種類があるのか、というあたりについて前回は考えてみました。 種類はそれ程多くはないものの、室内の環境を決定する設備になるので、言うまでもない事ではありますが非常に重要な設備だと言えます。 今回はそうした空調設備を検討していく際に、重用になってくる要素がどのあたりにあるのか、というあたりを考えてみる事にします。 こうした話は設計段階 […]
前回は建物の電気設備設計図を取り上げました。 建物がどのような形をしているか、というあたりについては意匠設計図や構造設計図が重要な役割を担う事になります。 しかし建物の外形だけが出来上がっても建物としては機能しないので、やはり色々な設備が重要な要素になってきます。 という事で、今回は電気設備に引き続き空調設備設計図について考えてみたいと思います。 空調設備という呼び方は少し省略している呼び方で、実 […]
前回は構造体の各リストについて簡単に紹介して、床伏図と合わせた二段階の図面表現をしていくという話を取り上げました。 最初はこうした図面の使い方に戸惑うかも知れませんが、慣れてくるとこれ以外の表現方法はないのではないか、と思ってしまうくらい馴染んでくるはずです。 こうした図面の使い方は意匠図でも結構あります。 例えば建具キープランに建具符号を記載して、建具表によって建具の細かい仕様を表現していく、と […]
前回までで杭伏図・各階床伏図・軸組図についての説明が終わりました。 これらの図面は建物の構造体を表現する最も基本的な図面という事になる為、不整合がないようにキッチリと図面を作り込んで行く必要があります。 もちろん柱や梁の配置というのは建物のプランと密接に絡んでくる為、意匠図と整合しながら進めていく事も重要な要素になってきます。 これは割と当たり前の話ではありますが、その当たり前は自動的に守られる訳 […]
構造図を構成する図面として前回は床伏図を紹介しました。 床伏図には各階の構造的な基本情報として、柱の配置及び仕様、大梁小梁の配置や仕様、床の仕様やレベルなどが記載されています。 細かい納まりやそれぞれの仕様についてはなかなか表現しきれない部分もありますが、1フロアの構造方針が記載されている事に違いはありません。 なので、意匠図における平面図と同様に、構造図を構成する図面の中で床伏図は最も重要な図面 […]