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  • 納まりを調整して美しい建物が出来上がる
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    さて、前回までの話では、建物の納まりを検討していく為のポイントを簡単にまとめてみる事に挑戦しましたが、あまり上手くいきませんでした。まとめと言いつつも、このまとめにも概要が必要だと思うくらいに長くなってしまい、全然まとめ切る事が出来ていない感じになっていますが…ある程度ボリュームがある話[...]

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    □仕上材を決定するまで仕上材の品番によってその規格サイズが決まってくる場合がある、という話を先ほどはしましたが、逆の表現をすると品番が決まらない限りはサイズが決まらないという事でもあります。セラールやアルポリックや化粧ケイ酸カルシウム版などは、最大サイズに合わせて意匠的に割付の検討が必要[...]

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  • 下地位置の決定がまずは重要に
    納まりのポイントまとめ-3

    □下地と仕上材との固定納まりの検討をするのだから当たり前の話ですが、実際にどのようなものが仕上材として取り付けられるのかを知っておくことは非常に重要な事です。何が取り付けられるのかを知らないまま作図していく納まり図、というのは変な感じではありますが、実際には結構あるものなので…・[...]

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  • 3DCADのイメージ
    納まりのポイントまとめ-2

    □三次元CADの利用価値図面による納まり検討や調整の重要性については先ほども書きましたが、納まりを検討する為の図面を作図するにはCADというツールを使う必要があります。簡単に言うとCADは「コンピュータで図面を作図する為のソフト」という事になります。水平垂直の線を正確に引く事が出[...]

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    建築の納まりについてどれだけ知識を吸収したいと思っているかは人によって違う、という話を前回は取り上げました。だから自分が持っている感覚で「仕事で使うのならば誰もが積極的に建築の知識を求めているはず」という考え方はちょっと違うんですよね…建築に関する仕事を人に教えるのは自分にとっても非常に[...]

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納まりを検討するにあたって-2

前回の話が途中なので引き続き…

そうした流れから、ある程度のレベルまで調整が出来ている、という感じで設計図としてはまとまる事になる場合が多いです。
そこまでまとめるにも膨大な作業量が必要になるはず。

そうした状況の中で、細かい部分で後々致命的な問題になりそうもない部分については、優先順位を考えるとなかなか調整しきれない、という現実があります。
設計図が発行されるのは大体このあたりの状況になる場合が多く、まだまだ細かい部分の調整が必要な状態になっているんです。

まだまだ調整が必要な状態

施工者が設計図を受け取るのはこの段階です。
建物の大きな方針は設計図によって示されていますが、細かい部分についてはそれぞれ調整が必要という感じなので、そこから順番に納まりの検討をしていくことになる訳です。

かなり理想的な話をすると、やはり設計段階で大きな方針だけではなく、細かい納まりまで調整されているべき、という意見があるかも知れません。
しかし現実を考えるとそれは非常に難しいことです。
なぜ難しいのかというのは、時間的な厳しさだけではなく、それ以外にも幾つかの理由があります。

・設計段階では施工者との具体的な打合せが出来ないことがほとんど

・その為施工者としてどのように納めたいなどの要望を盛り込むことが出来ない

・メーカーの選定は施工者の業務なので設計段階では具体的な調整が出来ない

という感じになっていて、要するに設計段階では施工者やメーカーなどと具体的な打合せで納まりを詰めていくことが難しという話でした。
設計者も建具などではメーカーを想定して納まりを決めていくのですが、そのメーカーが施工者に選定されるかどうかは分かりません。

施工者としても、設計協力しているメーカーを選定することによってメリットがある事を知っているので、極力設計協力しているメーカーを選定したいところ。
しかしコストなどを考えると難しい場合も多いです。

また、設計協力をしたメーカーが必ず施工をすることになるようでは、価格的な競争原理が機能しないのであまり良くないという話もあります。
あとは時間的な理由もあって、設計図がまとまる段階では、細かい部分の納まりについて調整仕切れていない場合が多い、という事になるんです。

そうした状況を、施工段階ではひとつずつ丁寧につぶしていき、最終的には細部まで考えられた建物が完成する、という流れになります。
これは決して理想的な流れという訳ではありませんが、色々な現実を考えるとこのような流れでまとめていくのがベターという感じです。

最も理想的な流れを目指すのがプロの仕事であるべき、という意見もあるとは思います。
でも実際にはそうした流れに持っていく事は、現状の仕組みでは非常に困難だという事が分かっているので、現状でとれる最善のやり方で進めていくしかありません。

時々施工者の中には「設計図がこんなに整合が取れていない状態だから…」とか「納まっていない部分ばかりで…」という考えを持っている方がいます。
そうした意見は確かにその通りではあるので、いやそんな事はない、という反論をするのはなかなか難しいものがあります。

ただ、設計者の業務や設計時点での条件などを考えていくと、そうした状態になる事はある程度仕方がないという事も理解するべきでしょう。
構造図には柱があるけれど、意匠図を見ると柱は存在しない、みたいな不整合は困りますが、ある程度細かい部分の検討は施工者も交えないと進みませんから。

と言うことで、施工者が設計図をベースにして各所の納まりを調整していく必要がある理由は、何となく伝わったのではないかと思います。
条件が悪いと納まりの検討は大変ではありますが、施工者としてどのように納めるかは腕の見せどころでもあるので、とことん細かい部分まで検討を進めていきましょう。

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