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和室の場合の巾木納まり

少し変わった巾木の納まりという事で今まで色々な話をしてきた中で、前回はコンクリート打ち放し仕上壁の場合の巾木について考えてみました。
色々な納まりのパターンがあって、正解はひとつだけというシンプルな話にはなりませんが、コンクリート打ち放し仕上の壁であれば巾木なしで納めることが出来そうでした。

もちろん巾木があっても納まる訳ですけど、巾木がなくても納まる状況で巾木を付ける選択をするかというと、ちょっと判断が難しいところですよね。
コンクリート打ち放し仕上壁の見た目などを考えると、巾木がない方が壁が全面に見えてくる状態になるので、シンプルで良いのではないかと思います。

このあたりの納まりは意匠設計者の好みによるので、最終的にはどのように見せるかについてある程度の自由度はあるのですが…
もし巾木が必要になった場合には、コンクリートに欠き込みを入れておく必要がある可能性もあるので、出来るだけ早めに決めておく事が求められます。

コンクリート打設時にベニヤで欠き込みを入れておく納まりであれば、型枠に一手間かかってしまいますが、下図のような仕込みで簡単に欠き込みを入れることが出来ます。
しかしコンクリートを打設した後で「巾木部分に書き込みを入れておいた方が良かった」みたいな話になると、それはもう手遅れと言うしかありません。

手遅れで終わらせたくない場合には、コンクリートを削っていくこおとも工事としては出来るのですが、そうした手段で綺麗に納めようとするとコストが掛かってしまいます。
そうした無駄な出費を避ける為にも、やはり事前に図面で検討をかけていくという行為は、欠かすことの出来ない非常に重要な業務になります。

その為にはやはり色々な巾木の納まりを知っておく必要がある、という事で、今回は引き続き巾木についての話として和室の場合がどうなのかを考えてみたいと思います。

和室というからには、床仕上材は基本的に「畳」という事になり、壁仕上材の選択肢としては塗装もしくはビニルクロスというパターンになる事が多くなります。
こうした床畳の場合の巾木納まりについては「畳寄せ」と呼ばれる木製の部材が入るパターンが恐らく最も多くなると思います。

畳寄せのイメージ

畳寄せとは畳と壁との間に入れる木製の部材で、高さとしては畳天端と同面という感じで納める事になります。
今まで紹介してきた巾木は60mm程度の高さがあったのですが、和室に関してはこのように高さがない状態で納めるのが一般的になっています。

巾木が持っている役割のひとつ「壁が汚れるのを防ぐ」という目的は、この納まりでは果たすことが出来ないと思うのですが…
和室だからモップも掃除機も掛けないという事で、箒で掃除することを想定しているからこのような納まりになっているのか、正確なところは私にも分かりません。

ただ、和室は一般的に「真壁」と言って壁よりも柱が出っ張っている納まりになる場合が多く、床部分に出来る柱と壁との段差を埋める為に畳寄せがある、というイメージになると思います。

和室の真壁イメージ

ここで壁と建具枠との関係についてもう一度おさらいをしてみると、和室の場合でも建具枠と壁との関係は10mm程度のチリを設ける事になります。
床が畳の場合、畳を切り欠いて作ることは可能ではありますが、あまり綺麗ではありませんので、こうした凸凹部分を木で埋めるという考え方が畳寄せの基本になります。

こうして畳寄せを用いた壁と床の取り合い納めをしていくと、和室は上図のように巾木が目立たない状態ですっきりと納まる事になります。
あまり割合としては多くはない納まりではありますが、建物の中で和室が出てくる場合はそこそこあるはずなので、納まりは覚えておく事をお勧めします。

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