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巾木の高さを合わせる場合

前回は一般的な巾木の高さについて考えてみて、どの程度の高さが適切なのかを巾木メーカーが用意している製品の高さなどを調べてみたりしました。
巾木について今まで色々説明してきているので「今更高さって…」という感じで、ちょっと取り上げるのが遅かったとは思いますが…

結果としては60mm程度の高さが適切という結論になりました。
私の個人的な考えでは、60mmというのは若干中途半端なイメージがあって、50mmの方がキリが良くて良いのではないかと思ってしまいます。

しかし実際の商品として50mmのラインナップがないところをみると、あまりそうした意見は多くないのかも知れません。
一番スッキリとした寸法で、なおかつ巾木の役割も果たすので、50mmで全然OKだと思うのですが、どうやら少数意見のようです。

高さが幾つかはともかくとして…
巾木の高さは色々なところに出てくるので、出来るだけ高さを合わせておくという考え方で寸法を調整すると、建物として統一感が出るのでお勧めです。
巾木の高さを意識して揃えること自体にはそれほど手間とコストはかかりませんから。

揃えるかどうかを意識するだけで済む話なので、細かい部分かも知れませんが、こだわりを持って進めていった方が良いと思います。
そのあたりの建物としての統一感などについては、やはり施工者ではなく設計者がこだわって設定していく必要があります。

例えばトイレでは、大便器の個室を隔てる壁として「ブースパネル」と呼ばれる製品が採用されることになりますが、そこにも巾木があります。

ブースパネルの巾木

また、洗面器などの家具にも「台輪」と呼ばれる巾木に相当する部材があります。

洗面カウンターの巾木

それらの高さや素材を統一しておくことで、部屋全体として落ち着いた雰囲気を出すことが出来るので、そうした部分にはこだわっていくことをお勧めします。

また、壁面に埋め込まれるいくつかの器具は、取り付けレベルとしては巾木の上を狙っていくことになるはずなので、ここでも巾木の高さは重要な要素になってきます。
例えば壁に埋め込むタイプの消火器BOXや消火栓などは、基本的に巾木の上に取り付ける納まりになる場合が多いです。

ただし消火器BOXや消火栓の取り付け精度もあるので、巾木上ぎりぎりのレベル設定にすると綺麗に納まらない場合もあります。

ぎりぎりを狙った結果として巾木を切り欠くような関係になってしまうのは意匠的に厳しいので、巾木上に多少クリアランスを確保して納めていくのが通常の納まりという感じです。

さらにこれが入巾木納まりになると、ボードの切り欠きと消火器BOXの開口が近くなりすぎてしまうので、納まりとしてはやはり少し厳しくなってしまいます。
そうなるともう少しBOXのレベルを高くするなどの対処が必要になるので、ちょっと入巾木の納まりは注意が必要かも知れません。

こうした色々を考えていくと、巾木高さ60mmであれば、壁に埋め込む消火器BOXや消火栓などは枠下端レベルをFL+100mm程度にしておく方が納まりが良いです。
巾木との隙間が若干気になる状態ではありますが、納まりを考えるとあまりぎりぎりは狙いたくない、というのは施工者の考え方かも知れません。

意匠設計者の考え方からすると、巾木と消火器BOXの間は0mm、という関係を狙いたくなるとは思いますが、これはなかなか難しいものがあります。
0mmを狙ってマイナスになってしまう場合もあるので、結局は少し逃げを見ておかないと上手くいかないという話になってしまいます。

こうした考え方の違いはお互いに多少歩み寄るしかありませんが、巾木を切り欠いた納まりにならないような関係にしておいた方が良いのは間違いありません。

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