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木製巾木の特徴と納まり

床と壁の具体的な取合い納まりについての話と言うことで、前回は石巾木の特徴や具体的な納まりについて話を進めてきました。
石巾木を採用する部屋の床は石張りである場合が多く、意匠的にはかなり力を入れている場所になるはずなので、目地の位置なども含めてしっかりと納まりを調整していきましょう。

石巾木についての話はこれで一通り説明出来た感じなので、今回からは木製巾木についての話を進めていこうと思います。
木製巾木を採用する部屋というのは、石巾木と同様に床が木仕上、つまりはフローリング仕上になっている部屋が多いです。

床が石仕上の場合に木巾木というのはちょっと変なので、やはり床仕上材に適した巾木の種類があるという事になるのだと思います。
床がタイルカーペットや通常のカーペットなどの場合でも、木巾木は採用される事があるので、石巾木よりも使用範囲は広いかも知れません。

床が長尺シートや塩ビタイルになってしまうと、ちょっと部屋のグレード感が違ってきてしまうので、木巾木は適さない状態になります。

木巾木の特徴はやはり木という素材が持っている温かみのある雰囲気で、これは石には出す事が出来ない木特有のものだと言えるでしょう。
木巾木に塗装をして単色にすることも可能ではありますが、せっかく木を使うのであれば、やはり木目の方が良いのではないかと思います。

もちろんこのあたりは好みの世界になるので、木目であっても塗装であってもOKという自由度の高さも木巾木の魅力とも言えるかも知れません。
具体的な納まりとしては、床がフローリングの場合の木巾木の納まりはこのような感じになります。

床フローリング+木製巾木の納まり

石巾木と同じような話として、木巾木にはある程度の厚みが必要になるという点があり、木巾木は必然的に出巾木の納まりになってきます。
巾木の出寸法を大きくしたくない場合には、下図のように石膏ボードを一枚切り欠いて納めることも出来ます。

ただ、木製巾木は既製品が多く、それら既製品は基本的に出巾木で納まる事を想定しているので、出巾木にしておいた方が綺麗に納まる場合が多いです。

いずれの納まりでも、床がフローリングの場合には「床勝ち」の納まりにしておき、少しだけ床とのクリアランスを設けて巾木を納めるのが一般的です。

フローリングは木製なので、温度や湿気などによって若干伸び縮みするという特性を持っています。
そうした伸び縮みを吸収する為に、壁とのクリアランスを設けておく必要があるのですが、そのクリアランスを隠す為に木巾木が有効なんです。

巾木と床の勝ち負けを逆にした断面図を作図してみると…

木製巾木勝ちの納まり

上図のように床と巾木の間にクリアランスが必要になり、そこには緩衝材を入れる必要があるので、見た目としてはあまり良くない状態になってしまいます。

これだったら床勝ち納まりの方が綺麗ですよね。
また、床がフローリングではなくタイルカーペットの場合の納まりについも考えると、下図のような納まりになる感じです。

床タイルカーペット+木製巾木の納まり

床がタイルカーペットの場合には、床材の伸び縮みなどを考える必要はないので、最後に施工をするタイルカーペットを巾木にぶつける、いわゆる巾木勝ちの納まりになります。
もちろん床勝ちの納まりでも問題はありません。

ただ、タイルカーペットを貼るのが大変になる事と、カーペットの表面はパイルの凹凸があるので巾木の下が少し空いて見えるという問題があります。

見た目については好みもあるので何とも言えないのですが、苦労をする割には見た目があまり良くない状態になるというイメージが私にはあります。
要するにあまりメリットがない状態になるので、タイルカーペットの場合には巾木勝ち納まりにしておく方が無難だと思います。

木巾木についての話はこのあたりで終わりにして、次回は巾木にタイルを採用する場合について考えてみたいと思います。

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